戦えないやつはいらない! マンU入り近づくモウリーニョが放出するのはこの9選手
より激しいチームに
モウリーニョはどんなチームを作るのかphoto/Getty Images
来季からマンチェスター・ユナイテッドを率いることが濃厚になっているジョゼ・モウリーニョは、マンUでどのようなチームを作るのだろうか。モウリーニョが現陣容に満足するはずはなく、今夏に即戦力となるスター選手の確保に動くだろう。そして、数名の選手がマンUから放出されることになる。そこで英『Squawka』は、モウリーニョの就任と同時に放出されるであろう9選手を紹介した。
GKからは、ルイ・ファン・ハールとの衝突で存在を忘れられていたビクトール・バルデスが放出されることになる。現在のチームにはダビド・デ・ヘアとセルヒオ・ロメロがいるため、バルデスは不要だ。
DFからはフィル・ジョーンズ、マルコス・ロホの2人が選ばれた。ジョーンズは今季出場機会を増やすことができず、EURO2016のイングランド代表からも漏れている。同メディアは守備を重要視するモウリーニョが最終ラインにスター選手を求めるのは確実と伝えており、ジョーンズとロホはモウリーニョを満足させられる選手ではないと見ている。
中盤ではベテランのマイケル・キャリック、レンタル移籍を希望しているアンドレアス・ペレイラ、アシュリー・ヤング、アドナン・ヤヌザイ、マルアン・フェライニ、そしてチェルシー時代にも戦力に含めなかったファン・マタだ。
かねてから退団が噂されていたキャリック、レンタル移籍を希望しているペレイラは別として、モウリーニョは中盤の選手に守備力を求めている。その点でヤヌザイは守備面での貢献が乏しく、今季1対1の勝率は30%と低い。しかもモウリーニョは苦しんでいる若手を引き上げるようなタイプの指揮官ではなく、ドルトムントへのレンタル移籍からフォームを崩しているヤヌザイを復活させるとは思えない。
マタもヤヌザイと同様に守備面で貢献することができず、フィジカル自慢のフェライニも今季のタックル成功率はわずか37%だ。同メディアはモウリーニョがボランチでモルガン・シュナイデルランをスタメン起用すると予想しており、中盤で激しい守備ができない選手は構想外だ。
ヤングはファン・ハールの下で便利屋としてプレイしたが、決定的な働きはできていないと同メディアの評価は厳しい。30歳という年齢を考えても、構想外になる可能性が高いとの予想だ。
モウリーニョの作るチームはより現実的で、激しい守備をベースにしたものとなるだろう。その激しさこそモウリーニョが複数のタイトルを獲得してきた秘訣であり、その考えはプレミアリーグの環境にマッチしている。どんなに攻撃面で優れた能力を持つ選手でも、クリスティアーノ・ロナウドのような化け物クラスの選手でない限り守備のできない選手をモウリーニョは許さないだろう。