イングランドのチェルシーがついにイタリアのナポリとゴンサロ・イグアイン獲得に関する交渉を開始したようだ。もちろんナポリはチェルシーに対し、多額の移籍金を求めることになるという。
今季のセリエAで35試合に出場し36ゴールを挙げる活躍を見せ、66年ぶりに同国の得点記録を塗り替えたイグアイン。2013年にパリ・サンジェルマンへと去っていったエディンソン・カバーニの“補填”としてナポリにやってきたこのアルゼンチン人は、前エースを上回る結果を残し、多くのビッグクラブを魅了している。英『Squawka』によるとチェルシー首脳陣は先週にナポリ幹部と接触し、すでにイグアインの移籍に関する交渉を行っているようだ。ナポリがエース放出に6500万ユーロ(約80億円に相当)以上の移籍金を要求しているのに対し、チェルシー側は4500万ユーロ(約55億円)での交渉締結を希望。しかしオーナーのロマン・アブラモビッチ氏は、来季より就任予定のアントニオ・コンテに対し、“無制限の投資”を許可したと同メディアは伝えている。
今夏に大胆な改革が実行されることになりそうなチェルシーは、誰を獲得し、誰を売却するのか。少なくとも、石油王の覚悟は固まっているようだ。