財政面に問題を抱えているインテルは、今夏に主力選手を複数名売却する考えを持っている。来季こそチャンピオンズリーグ出場権を得るために主力を残したまま即戦力を補強したいところだが、そんな理想通りの展開とはいかなさそうだ。
伊『Gazzetta dello Sport』によると、現在インテルが売却を考えている選手は7名に上る。まず1番の目玉はGKサミール・ハンダノビッチだ。ハンダノビッチはチャンピオンズリーグ出場を目標にしており、今夏に出場権を持つクラブへ移籍すると噂されている。インテルもすでに後釜の確保に動いており、守護神が退団する可能性は十分に考えられる。
さらに期待されて加入しながら得点面で全くチームに貢献できなかったFWステファン・ヨヴェティッチ、エデルの2人も売却リストに入っている。指揮官ロベルト・マンチーニはマウロ・イカルディの残留にのみこだわっているようで、期待を裏切った2人はチームに欠かせない存在というわけではない。
そして序盤戦は長友佑都と激しいサイドバック争いを繰り広げたダヴィデ・サントン、左サイドバックで起用されることも多かったファン・ジェズス、現在サンプドリアにレンタル移籍しているアンドレア・ラノッキアのDF3枚もリストに入っている。
最後の1人は中盤のフェリペ・メロだ。同メディアによるとマンチーニはガリー・メデルとジョフリー・コンドグビアは絶対残留させたいと考えているようで、メロのことは不要な選手と捉えている。今季のメロは激しすぎるプレイでも注目を集めたが、1シーズンでインテルを去ることになるかもしれない。
インテルは主力の売却は仕方がないと考えており、今季主力を務めた選手の多くがクラブを去ることになるかもしれない。来季からはまた新たなスタートを切ることになるが、来季こそはチャンピオンズリーグ出場権を確保できるチームを作れるか。