今季もスクデットには程遠く、チャンピオンズリーグ出場権にも手が届かなったミランは失望感に包まれている。最後にコッパ・イタリアのタイトルとヨーロッパリーグ出場権を獲得すればイメージはよくなるものの、シーズン途中でのシニシャ・ミハイロビッチ解任などサポーターにとってはフラストレーションの溜まるシーズンだったことに変わりはない。
そんな期待外れに終わった今季のミランで、最もサポーターを失望させた選手は誰なのか。伊『Gazzetta dello Sport』は、サポーターの投票で選ばれた今季のワーストプレイヤーをランキング形式で5名紹介した。今季は良かった選手よりも期待を裏切った選手の方が目立ったようにも思えるが、サポーターが思うワーストプレイヤーは誰なのか。
5位 カルロス・バッカ
4位 マッティア・デ・シリオ
3位 マリオ・バロテッリ
2位 リカルド・モントリーヴォ
1位 アンドレア・ベルトラッチ
ワーストプレイヤーに選ばれたのは昨夏ミランに加入したベルトラッチだ。ベルトラッチは40%の票を集めることになり、継続性を欠いたパフォーマンスが評価されなかった。しかもベルトラッチは2000万ユーロもの移籍金で加入しており、高額な移籍金を支払ったこともマイナス要素になっている。
そして何よりの驚きは今季チーム得点王のバッカが5位に入っていることだ。バッカは今季リーグ戦で17得点を挙げているが、サポーターは得点以外の面でバッカがほとんどチームに絡めていないことを問題視している。ミハイロビッチの下で守備に重点を置いたスタイルで戦っていたことも関係しているかもしれないが、得点を奪えなかった試合では存在感が薄すぎると見られている。
将来のミランを背負う存在になると期待されたデ・シリオ、主将のモントリーヴォとチームの顔となるべき選手が選ばれているのも特徴で、チームにほとんど貢献できなかった2人も批判の的となっている。3位のバロテッリについては賞賛する声もあるようだが、負傷で離脱した期間があまりに長すぎたことなどが問題視されている。
今季は悪いことばかりに注目が集まるシーズンとなってしまったが、今回ワーストランキングに選ばれた5選手も含め来季はミランの価値を取り戻すシーズンにしてもらいたいところだ。