今や世界を代表するユーティリティプレイヤーとなっているバイエルンDFダビド・アラバは、バルセロナでプレイしてみたいとの気持ちも持っているという。ただし、それはバルサがアラバを中盤で起用すると保証した場合に限られる。
スペイン『Mundo Deportivo』によると、アラバは守備的なポジションで起用される現状に納得していない。バイエルン加入後はサイドバックでのプレイが続いていたが、今季はジョゼップ・グアルディオラの下でセンターバックとしてプレイすることもあった。どちらのポジションもアラバは器用にこなしているが、本人は中盤の攻撃的な位置でこそ自身の能力が最大限発揮されると考えている。
しかし、バイエルンは先日ベンフィカからMFレナト・サンチェス獲得を発表。これでますます中盤の層は厚くなり、アラバの中盤起用の機会は減るだろう。アラバにとっては今季限りでグアルディオラが退任するため、来季こそは自身が1番得意とするポジションでプレイしたいとの希望もあったはずだ。
アラバはオーストリア代表ではトップ下など攻撃的な位置でプレイしており、チームも確実に結果を残している。今夏にはフランスでEURO2016が開催されるが、そこでアラバは自身の攻撃センスを改めて示すことになるだろう。アラバはバイエルンでの起用法に100%満足しているわけではなさそうだが、中盤起用を約束するクラブが現れれば移籍もあり得るかもしれない。