元フランス代表FWで現在はコメンテーターを務めるティエリ・アンリ氏はユルゲン・クロップ監督がリヴァプールの指揮官として理想的な存在と考えているようだ。
今季途中から就任しながら、徐々に自身の哲学を染み込ませたクロップ監督。その甲斐あってか、ヨーロッパリーグではベスト4まで勝ち残っている。リーグ戦では7位とヨーロッパカップ戦の出場権を得るのは難しい状況だが、UELで優勝すればチャンピオンズリーグの出場権を得ることができるため、そちらに力を注ぐとみられている。
アンリ氏は英『sky SPORTS』で「ユルゲン・クロップはまさに“インテンシティ”といったやり方でプレイさせるのが好きなようだね。スターリッジやベンテケではなく、オリギを使っていたのは前からプレッシャーをかけたいからだ。オリギは彼らより走れる。彼らはクロップが来てからやり方を変え、練習も変わった。人々もクロップのやり方を見て、何が起きるのか理解し始めている。来季彼らはクロップの元、タイトルに挑戦できると思う」と来季リヴァプールがタイトル争いに参戦することを約束した。
すでにヨーロッパリーグでのドルトムント戦を見れば明らかなように、諦めないチームとして“クロップイズム”が浸透していることがうかがえる。来季開幕前のプレシーズンキャンプからクロップ監督に鍛えられれば、リヴァプールはさらに厄介なチームとなっていることだろう。