レスターが使う[4-4-2]は過去のシステムなのか データで見るレスターの面白さ

使用しているクラブはたったの3つ

使用しているクラブはたったの3つ

快進撃を見せるレスターphoto/Getty Images

今季プレミアリーグで首位を快走しているレスター・シティは、指揮官クラウディオ・ラニエリの下で非常にシンプルなフットボールを展開している。その象徴として、彼らが使用している[4-4-2]のシステムが挙げられる。現代で[4-4-2]を採用しているチームはそれほど多くなく、数年前には時代遅れとも言われたシステムだ。しかし今季のレスターはリーグ戦30試合をこのシステムで戦っており、時代遅れとの指摘を覆す快進撃を見せている。

英『Daily Mail』によると、今季のプレミアリーグで[4-4-2]をメインシステムとしているのはレスター、ワトフォード、WBAの3クラブだけだ。1番人気は[4-2-3-1]で、実に12のクラブがこのシステムを使用している。そしてこの[4-4-2]で戦っている3クラブに共通しているのが、ポゼッション率の低さだ。

今季のレスターの平均ポゼッション率は42・9%で、ワトフォードは44・2%、WBAはリーグワーストとなる39・9%を記録している。過去にプレミアリーグを制したチームを見ても、昨季のチェルシーは55・8%、マンチェスター・シティは57・9%とポゼッションを維持するスタイルで戦っており、やはりレスターのケースは非常に珍しい。

また、パス精度の低さにも特徴がある。レスターとWBAはリーグワースト となる70%の成功率で、ワトフォードはそれに次ぐ72%だ。このように[4-4-2]を採用しているチームはボールを保持している時間が非常に短く、これは近年のトレンドとは真逆のスタイルだ。それでもレスターは安定して勝ち星を積み重ねており、ポゼッション率にこだわりすぎる現代の流れとは逆行したやり方で首位を守っている。

同メディアは[4-4-2]が時代遅れのシステムとの見方が間違っていることを証明したと伝えており、レスターのオーソドックスな戦い方を賞賛している。今季は[4-2-3-1]を採用するチームが過半数を占めたが、来季にはレスターの影響で[4-4-2]で戦う下位クラブが増えるかもしれない。

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