なぜドラクスラーはユーヴェ移籍を蹴ったのか アロフスGM「彼を納得させた」

ヴォルフスブルクを選んだドラクスラー

ヴォルフスブルクを選んだドラクスラー

ヴォルフスブルクを選択したドラクスラーphoto/Getty Images

チャンピオンズリーグで奇跡のベスト4進出は果たせなかったものの、レアル・マドリードを最後まで苦しめたヴォルフスブルクは近年大きな進歩を遂げているクラブだ。チャンピオンズリーグでベスト8まで駒を進めただけでも大きな1歩だったといえる。

そんな中、セリエA王者のユヴェントスはヴォルフスブルクの躍進を少々苦い気持ちで見ている。ヴォルフスブルクの10番を背負うユリアン・ドラクスラーはユヴェントスが狙っていた選手だからだ。ユヴェントスはドラクスラー獲得に強い意欲を示してい たが、ドラクスラーはヴォルフスブルクへの移籍を選んだ。セリエAを支配し、チャンピオンズリーグでも準優勝を果たしたユヴェントスの方が魅力的に思えるが、なぜドラクスラーはヴォルフスブルクを選んだのだろうか。

ヴォルフスブルクでGMを務めるクラウス・アロフスは、その理由が自分たちのプロジェクトにあると考えている。伊『Calciomercato』によると、同GMはお金だけではチームを作ることはできないと語り、ドラクスラーがユヴェントスよりも自分たちのプロジェクトの方が良いと感じてくれたはずと自信を見せている。
「我々は彼を納得させた。ルイス・グスタヴォにやったようにね。ドラクスラーはユヴェントスよりも我々のプロジェックトの方が良いと思って くれたんじゃないかな。フォルクスワーゲングループは多額の資金を持っていて、それはチーム作りにおいて重要だ。しかし、お金だけが成功に必要なものではない。我々は昨季2位でフィニッシュしたし、ヨーロッパリーグでもベスト8に入った。これもドラクスラー移籍に大きく関わったんじゃないかな」

ヴォルフスブルクは今季のチャンピオンズリーグでベスト4に進出することはできなかったが、チーム力の高さを改めて示すこととなった。この活躍を見れば、ドラクスラーのような次世代のスター候補生もヴォルフスブルクでプレイしてみたいと考えるようになるかもしれない。

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