レスターに根付くファーガソンと同じ王者のスタイル レスターが2012-13のマンUに迫る

1点差での勝利こそ王者の条件なのか

1点差での勝利こそ王者の条件なのか

1点差での勝利が多いレスター photo/Getty Images

アレックス・ファーガソンが率いたマンチェスター・ユナイテッドは、爆発的な攻撃力で相手をねじ伏せる時もあれば、堅い守りで1点のリードを守り切る渋い戦いを見せる時もあった。1点差で勝つこともファーガソンのスタイルの1つとなっていたが、現在プレミアリーグで首位を走るレスター・シティも同じだ。

英『Sky Sports』によると、ファーガソンにとって最後のシーズンとなった2012-13シーズンには、マンUは1点差のゲームを16度制している。このシーズンはファーガソンの最後にふさわしくマンUが優勝したが、当時の彼らには絶対的な勝負強さがあった。

それに対して今季のレスターは、現時点で14度1点差のゲームを制している。特に直近の5勝は全て1-0のスコアで乗り切っており、ジェイミー・バーディーやリヤド・マフレズら前線の選手が注目された序盤戦とは変わって守備陣にスポットが当たる機会が増えている。
ファーガソンは1点差ゲームを制する戦い方を王者のスタイルと呼んでいたが、レスターも当時のマンUと同じように勝者にふさわしい安定感を有している。1点差のゲームばかりが続くとギリギリ勝利を収めているように感じるが、1点差ゲームを制する勝負強さこそリーグタイトルを獲得するために必要な要素なのかもしれない。

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