24日にスペイン代表との親善試合を行うイタリア代表は、この試合で指揮官アントニオ・コンテお得意の3バックで臨む可能性が高くなっている。コンテはユヴェントスでも3バックを採用し、それは指揮官がマッシミリアーノ・アッレグリに代わった今でもメインシステムとして根付いている。
伊『Football ITALIA』によると、イタリアは今回の試合で[3-4-3]のシステムを採用すると予想されている。GKはジャンルイジ・ブッフォン、センターバック3枚はユヴェントスのアンドレア・バルザッリとジョルジョ・キエッリーニが離脱していることもあり、同じユヴェントスのレオナルド・ボヌッチ、サッスオーロのフランチェスコ・アチェルビ、そしてマンチェスター・ユナイテッドでは主にサイドバックでプレイしているマッテオ・ダルミアンが入ると予想されている。ベンチにはアンドレア・ラノッキア、ダニエレ・ルガーニらセンターバックを本職とする選手も入っているが、今回コンテはダルミアンをテストする考えのようだ。
ウイングにはローマのアレッサンドロ・フロレンツィ、ミランのルカ・アントネッリが入り、ボランチにはミランのリカルド・モントリーヴォ、ナポリのジョルジーニョが予想されている。このポジションではPSGのマルコ・ヴェラッティが負傷しているため、攻撃の質が低下しないか懸念されている。
そして前線の3枚はサイドにラツィオのアントニオ・カンドレーヴァ、インテルのエデル、中央にサウサンプトンのグラツィアーノ・ペッレが起用される見込みだ。エデルはインテルで結果を残しているわけではないが、コンテはこの前線3枚を非常に気に入っている。ただし今回はミランのジャコモ・ボナベントゥーラ、ナポリのロレンツォ・インシーニェ、フィオレンティーナのフェデリコ・ベルナルデスキらイタリア国内で評判を高めているアタッカーも招集されているため、どこかで試してほしいところだ。
コンテは守備に厚みを持たせる際によく3バックを使っていたため、スペインのような強者と戦うにはもってこいのシステムだ。イタリアは前回のEUROでもスペイン相手に3バックを採用して善戦しており、今回も同じ効果が期待されている。