レスターが強い理由はどこにある? データが示すレスター首位の理由

アーセナルとマンCが持っていないものをレスターは持っている

プレミアリーグ優勝にあと1歩のところまで迫ってきたレスター・シティは、なぜこんなにも強いのか。ジェイミー・バーディやリヤド・マフレズらのヒットも大きいが、何より圧倒的なバランス能力が首位を守れている理由だろう。

英『Sky Sport』が発表したデータによると、今季のレスターは1-0で勝利した試合が13回もある。これはプレミアリーグ最多の数字であり、クリーンシートの数も12回でリーグ2位だ。バーディーやマフレズの活躍も凄いが、GKカスパー・シュマイケル、DFウェス・モーガン、ロベルト・フートを中心とした守備陣が非常に良い関係性を築けている。

安定しているのは攻撃陣も同じだ。レスターといえばバーディとマフレズに得点部分の多くを頼っているというイメージがあり、決して攻撃で相手をねじ伏せるチームではない。しかし、彼らにはほとんどムラがない。今季リーグ戦でのレスターは31試合を消化して無得点に終わった試合が3試合だけだ。守備陣が安定していることに加えて攻撃陣もコンスタントに得点を決めており、最終ラインから最前線まで非常に上手くバランスが取れている。
平均ポゼッション率ではリーグ18位、パス成功率がリーグワーストのレスターが首位に立っているのは非常に奇妙な現象だが、攻守のバランスが成功の全てのカギとなっている。選手層ではマンチェスター・シティやアーセナルに劣るが、逆に彼らにはレスターの持つ安定感がない。マンCはヴァンサン・コンパニの負傷で守備が安定せず、アーセナルも相変わらず不安定だ。こうしたところにレスターとの差がはっきりと表れているのだろう。

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