現在レアル・マドリードで守護神を務めるケイロル・ナバスは、今季の活躍で世界トップレベルのGKとの評価を確かなものとしている。レアルサポーターの間でもマンチェスター・ユナイテッドGKダビド・デ・ヘア不要論まで挙がっており、ナバスは今季のレアルで最も頼れる選手となっている。
しかしスペイン『MARCA』によると、ナバスはGKになっていなかった可能性がある。ナバスはコスタリカのデポルティーボ・サプリサのユースチームで育った逸材だが、ナバスの少年時代にコーチを 担当していたロジャー・モラ氏はナバスがストライカータイプの選手だったと語っている。
「かつてナバスはセンターフォワードとしてプレイしていた。彼はいつもGKをやりたがっていたけど、彼はFWとして良い素質を持っていたんだ。テクニックもあったし、強くてパワフルな9番タイプの選手だったんだよ」
ナバスのセンターフォワードとしての素質がどの程度のものかは見当もつかないが、GKでなければレアルでプレイすることはできなかったはずだ。コスタリカにとってもナバスをGKにコンバートしたのは正解だった。しかしセンターフォワードとしての経験はGKをするうえで確実に役立っているはずで、それも驚異のシュートストップに繋がっているのだろう。