乾貴士の所属するエイバルは18日にリーガ・エスパニョーラ第30節でヘタフェと対戦。試合は敵地コリセウム・アルフォンソ・ペレスで行われ、乾は左サイドハーフとしてスタメン出場を果たした。
第29節が終了した時点で降格圏の18位に沈むヘタフェ。残留に向けて勝点を重ねたいヘタフェはセットプレイから早い時間帯に先制ゴールを奪取する。7分、左サイドでFKのチャンスを得るとキッカーのMFサラビアがゴール前にクロスを送りこむ。これをファーサイドで合わせたDFベラスケスが強烈なヘディングシュートを放ち、ネットを揺らした。その後はエイバルのペースで試合が進む。12分にはボルハ・バストンがクロスに合わせる形で、25分には乾がドリブルから中央へ切り込む形でシュートを放つも枠と捉えきれない。
エイバルはヘタフェに1点をリードされて迎えた後半。乾が決定機を生み出す。68分、DFフンカのパスをペナルティエリアの手前で受けた乾は、素早いターンで前を向きドリブルでゴール正面まで持ち運ぶとそのまま勢い良くミドルシュートを放つ。ボールはゴールポスト左を直撃し、惜しくもゴールとはならなかったが、相手に冷や汗をかかせる。すると87分、相手のディフェンスラインの裏へ抜けだした乾が、ペナルティエリアの深い位置でボールをキープし相手DF2人をひきつけてから、ボルハ・バストンにラストパス。ボルハ・バストンはヒールでゴールへ流し込んで同点に追いつく。乾はボルハ・バストンの6試合ぶり、今季17得点目となるゴールをお膳立てした。
試合終盤、乾が起点となった攻撃で同点に追いついたエイバルは、敵地でヘタフェに1-1の引き分けに持ち込んだ。
[メンバー]
ヘタフェ:グアイタ、ダミアン・スアレス、ベラスケス(→フアン・ロドリゲス 74)、カラ、A・ペレイラ、サラビア、メドラン(→ペドロ・レオン 89)、ラセン、ワンデルソン、アルバロ・バスケス、シュチェポビッチ(→V・ロドリゲス71)
エイバル:リエスゴ、カパ、ドス・サントス、ラミス、フンカ、エスカランテ、ダニ・ガルシア、ケコ(→セルジ・エンリチュ 82)、アドリアン・ゴンサレス(→ホタ 74)、乾、ボルハ・バストン
[スコア]
ヘタフェ 1-1 エイバル
[得点者]
ヘタフェ:ベラスケス(7)
エイバル:ボルハ・バストン(87)