[プレミア最強ガイド2015-2016]行き過ぎた質問に結果で応えるスーパースター

「ピッチ外でも選手同士が親密である必要はない」

「ピッチ外でも選手同士が親密である必要はない」

UCLローマ戦ではホーム・アウェイともに結果を出し、周囲を黙らせたロナウド photo/Getty Images

スーパースターは、唯一無二の存在であり、誰かと比較することはタブーである。そのことが実証されたハプニングが2月16日にローマで起きました。

ベスト8進出を賭けたチャンピオンズリーグ決勝ラウンド・ラウンド16ファーストレグ。試合前日、レアル・マドリードのエース、クリスティアーノ・ロナウドは定例の記者会見にジネディーヌ・ジダン監督とともにチームを代表して出席していました。

普段、なかなかインタビューに応えてくれない選手が壇上に登場すると、ここぞとばかりに試合以外の話題にも触れてコメントを求める記者がいるものですが、今回は少し行き過ぎた質問をしたことで、ポルトガル代表のエースを怒らせてしまいました。「バルセロナのメッシ、ネイマール、スアレスの3選手がピッチ外でも互いに仲が良いことで、ゴール量産に結びついている。一方で、ロナウド、ベイル、ベンゼマはそれほど親密な関係ではなく、そのことが得点力に影響しているのでは?」と、質問されたロナウド。すると彼は、「必ずしもピッチ外でも選手同士が親しい関係にある必要はないと思っている。ユナイテッド時代、僕はファーディナンド、ギグス、スコールズらとは挨拶を交わす程度しか話さなかった。それでも2008年にチャンピオンズリーグを制したし、ピッチではチームのベストになるために戦ったんだ」と、持論を展開しました。

しかし、昨年11月29日のリーガでのエイバル戦を最後にアウェイゲームでゴールを挙げていない事を尋ねられると、冷静さを失ってしまいました。「僕がスペインに来て以降、アウェイゲームで僕以上にゴールを挙げている選手の名前を言えるかい?」「言えないでしょ、誰もいないわけだから」と激昂。一瞬にして会場内の雰囲気が激変。すると、紅潮した表情で「バイ」と告げ、退席してしまったのでした。

翌日行われた試合では、見事ロナウドが先制ゴールを挙げてチームの2-0での勝利に貢献しました。これでレアルに加入して以降、アウェイゲームでの記録は163試合153得点となりました。

自らのプライドを傷つけられた前夜の記者会見での発言を、実力で証明してみせたロナウド。そんな背景も影響したのか、今回の彼のゴールセレブレーションは、いつも以上にテンションが高めだったように感じました。

文/西岡 明彦

theWORLD171号 2016年2月23日配信の記事より転載
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