俊輔のFKに相手指揮官“アジアの壁”も称賛「どうにもならない」「なんで交代しなかったんだ」

井原監督が試合を振り返る

2016年Jリーグ1stステージ第2節が5日に開催され、横浜F・マリノスとアビスパ福岡が対戦した。試合後、監督のコメントをJリーグ公式サイトが伝えている。

井原監督率いる福岡がホームに横浜FMを迎えての一戦は開始早々、セットプレイから試合が動く。6分、福岡が深い位置でフリーキックを得ると、MF末吉隼也がゴール前に送ったボールにFWウェリントンが頭で合わせて先制点を記録した。ビハインドを負った横浜FMは反撃を試みるが、攻撃の形が作れず、前半をシュート3本で終える。

しかし横浜FMは後半からFW仲川輝人を投入すると、攻撃が活性化して押し込む時間が続く。すると終了間際の82分、横浜FMはゴール前でフリーキックを獲得。これを中村俊輔が決め、同点に追いついた。試合はこのままタイムアップの笛を迎え、引き分けに終わった。
福岡の指揮を執り、現役時代にJリーグ元年から8年間在籍した横浜FMをホームに迎えた井原監督は試合後、「結果的に最後に1点、素晴らしいFKから追い付かれて、勝点1という結果になりましたけど、本当に前向きにとらえて、次につながる勝点1だと思っています」とコメント。続けて試合を振り返った。

「横浜FMさんは非常に力のあるチームですし、そういう中でセットプレイから早い時間に点を取ったことで少し、守備的になり過ぎたところはあると思いますが、本当に90分間、選手たちは集中力を保ち、ハードワークして隙のない、粘り強い守備ができたのではないかなと思っています」

「欲をいえば、攻撃のところでマイボールをもっと大切にすることであったり、リズムをチェンジする。速い攻撃ばかりではなくて、少し落ち着いてボールを回すような、そういうことも試合の中でできていければよりチーム力は上がっていくのかなと。そこは次に反省点として生かしていきたいと思います。90分間を通して選手は本当に勝利のために最後まで頑張ってくれたと思います。そこは本当にこの厳しいJリーグの中で必ず、次につながっていく。勝点1というのは第一歩になったかなと思っています」

また井原監督はかつてのチームメイト、フリーキックからゴールを決めた中村俊輔のパフォーマンスについても、「素晴らしいシュートでしたよね。どうにもならないと思いますし、インフルエンザ明けのコンディションが整わない中でのゲームだったと思いますが、そういう中でさすがだなと。なかなか、ボールを奪わせてくれないですし、さっき話したら(出場は)60分の予定だったらしいですが、そのまま、『いけるか』と言われて最後のFKにつながったので『なんで交代しなかったんだ』と言っておきました。それぐらい、本当につかみどころのない、我々にとっては非常に嫌な選手でした」と話している。

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