レスターが注意すべきは残留争いのチーム 楽な日程に潜む危険

強豪の方が戦いやすい?

トッテナムとアーセナルのノースロンドンダービーが2-2の引き分けに終わったことで、首位レスター・シティと2位トッテナムの勝ち点差は5に開いた。トッテナムが10人となったアーセナル相手にリードを守り切れなかったのはレスターにとって幸運で、優勝へ一気に近づいたように感じる。

しかもここからレスターはニューカッスル、クリスタル・パレス、サウサンプトン、サンダーランド、ウェストハム、スウォンジーと多少楽な日程となっている。サウサンプトンとウェストハムは注意すべき相手だが、どちらもレスターのホームで戦えるアドバンテージもある。しかし、解説者を務めるジェイミー・レドナップ氏はこの日程にこそ危険が潜んでいると感じている。

英『Sky Sport』によると、同氏はレスターが強敵相手の方が持ち味を発揮しやすいチームと考えており、下位クラブとの対戦の方が難しくなるのではと心配していることを明かした。
「5ポイント差はファンタスティックだ。日程でもレスターはパーフェクトのように見える。しかし彼らが上手く機能するのは、より強い相手と対戦したときだ。私はそれを心配している。彼らは自陣に構え、カウンターとスピードで相手を倒してきたんだ」

今季のレスターはポゼッション率が低いことも注目されており、同氏の言葉通りカウンターでチャンスを生み出してきた。しかし残留争いをしているニューカッスルやサンダーランドがレスター相手に攻撃的な姿勢で臨んでくるとは考えにくく、 レスターは守備ブロックを組む相手を崩していかなければならない。果たしてそれが彼らにできるのか。当然勝ちきれずに勝ち点1しか稼げないようだと、トッテナムやアーセナルがすぐ迫ってくることになる。

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