本田、絶妙アシストで復活のメネズを輝かせる ミラン、余裕の決勝進出

決勝進出は13年ぶり

コッパ・イタリア準決勝2ndレグが行われ、日本代表MF本田圭佑が所属するミランは、3部のアレッサンドリアと対戦した。試合はミランの本拠地ジュゼッペ・メアッツァで開催された。リーグ戦から中2日のコンディションで臨む難しい試合となったが、ミランは主力選手を温存せず本田圭佑は先発出場を果たした。

敵地に乗り込んだアレッサンドリアが序盤から果敢に攻め込む積極性を見せたが、試合の均衡を破るゴールを決めたのはミランだった。20分、FWバロテッリのポストプレイからMF本田がディフェンスラインの裏へ抜けだしたMFメネズに浮き球のボールを送り込む。これをメネズが胸でワントラップから右足を振りぬいて、ゴール左隅に流し込み先制に成功する。今季初先発となったメネズの活躍に本田が貢献。さらに24分、MFボナベントゥーラのコーナーキックの流れからDFロマニョーリが押し込んで追加点を奪取。リードを2点差に広げる。

39分には、連携したコンビネーションからミランがさらに得点を奪う。ボックス内でボールを受けた本田が、追い越してきたMFポーリにパスを供給。ポーリの横パスにMFメネズが右足で合わせて3点目をあげた。3-0のスコアで後半を迎えるとアレッサンドリアに決定機を作られる場面もあったが、80分に本田のコーナーキックからDFロマニョーリが押し込んで4点差とする。
試合終盤にはディフェンスラインの裏へ抜けだしたFWバロテッリが、ダメ押しとなるゴールを奪取し先発起用に応える。最終的にミランはアレッサンドリアから5ゴールを決め大勝。アウェイでの1stレグに1-0で先勝していたミランは2戦合計スコアを6-0とし2003年以来、13年ぶりとなる決勝進出を決めた。決勝戦は5月21日に開催予定で、対戦相手はインテルかユヴェントスとなる。

[メンバー]
ミラン:アッビアーティ、デシーリオ、サパタ、ロマニョーリ、アントネッリ、本田、ポーリ、クツカ(→マウリ 46)、ボナベントゥーラ(→ボアテング 58)、メネズ(→バッカ 76)、バロテッリ

アレッサンドリア:バヌッキ、ツェリャク、モレロ、シャリ、サーバト、ロビーゾ(→メツァビラ 71)、ニッコ、ブランカ(→ボカロン 83)、マッラス、フィッシュナレル、イオコラーノ(→マルコーニ 62)

[スコア]
ミラン 5-0 アレッサンドリア

[得点者]
ミラン:メネズ(20、39)、ロマニョーリ(24、80)、バロテッリ(90)

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