優勝のためにリスクをかけるとき レスター指揮官「勝たなくてはいけない」

優勝への欲が出てきたか

27日にノリッジ・シティと対戦したレスター・シティは、これまでにないほど積極的だった。これまでのレスターならば0-0のまま勝ち点1を得て満足していたかもしれないが、指揮官のクラウディオ・ラニエリは後半33分にDFダニエル・アマルティを下げてFWレオナルド・ウジョアを投入。あくまで勝ち点3を目指す姿勢を見せた。その結果ウジョアが後半44分に決勝点を決め、土壇場で勝ち点3を得ることに成功した。

英『Sky Sport』によると、ラニエリ本人も勝ち点3を得るためにリスクを負ったと語っており、優勝へ向けて勝ち点3が必要だったと強調した。

「私はリスクを取った。今1ポイントは重要ではない。我々は勝たなくてはいけないんだ。負けても引き分けより1ポイント少ないだけだからね。周囲の人間がレスターがタイトルを獲るのかを気にしているのは分かっているが、まだ分からないよ。次の4試合を切り抜けてみよう。そうすれば私はもっと何か言うかもしれないよ」
今回のノリッジ戦も含め、ここからのレスターはそれほど難しい相手との対戦が組まれていない。3月はウェストブロムウィッチ、ワトフォード、ニューカッスル、クリスタル・パレスとの4試合が予定されており、今のレスターならば決して勝てない相手ではない。この4試合で勝ち点12を稼げばラニエリも優勝の可能性を口にするだろう。

5月の3試合ではマンチェスター・ユナイテッド、エヴァートン、チェルシーと嫌な相手が続くため、何とか3月と4月に勝ち点を稼いでおきたいところだ。優勝のために指揮官もリスクをかけ始めたレスターは、もう今までのように引き分けで満足している状況ではない。これからは引いて守ってくるチームも出てくるはずだが、レスターはリスクを負ってでもそれを壊しにいかなければならない。

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