トッティと関係がもつれるローマにユーヴェGMが助言「デル・ピエロのときは……」

クラブの象徴となったデル・ピエロ

先日ベンチ生活が続いていることに不満を漏らしたローマのフランチェスコ・トッティに対し、指揮官のルチアーノ・スパレッティは21日のパレルモ戦でトッティをメンバーから外す大胆な行動に出た。これにトッティも怒りを露わにし、長く続いてきたローマとトッティの関係が嫌な形で終わることになるかもしれない。

その現状を苦い思いで見ているのがユヴェントスのジュゼッペ・マロッタGMだ。伊『Football ITALIA』によると、マロッタ氏はユヴェントスでもデル・ピエロを巡って同じようなことがあったと語り、クラブのレジェンドとの理想的な別れ方についてアドバイスを送っている。

「今のローマがトッティの扱いで問題を抱えているのは明らかだね。私に言えるのは、デル・ピエロの一件だ。彼はいまだにクラブの象徴で、レジェンドだ。我々は彼の契約が切れるときにもう1年延長することにした。そして同じタイミングで来季でデル・ピエロが退団することを発表したんだ。彼はクラブ史に残る偉大なキャプテンだったし、クラブの成功に大きく貢献してくれた。これが彼と別れるベストな方法だったんだ」
デル・ピエロはアントニオ・コンテの下でスクデットを獲得し、サポーターに愛されたままクラブを去ることができた。しかしローマとトッティはどうだろうか。仮に仲違いしたまま退団することになれば、サポーターにもクラブの象徴たるトッティにも、後味の悪いものを残してしまう。何となくトッティをベンチに置いてしまったローマは、レジェンドの扱い方を間違えてしまったのかもしれない。

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