クロップの勝率はロジャースより約20%も下だった……それでもクロップが優秀な証拠とは?

問題はクラブにあり

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選手の人望も厚いクロップ Photo/Getty Images

リヴァプールがユルゲン・クロップ就任のニュースを発表してから、約4か月が経過した。これまでクロップは感情を爆発させる姿を見せたり、ドルトムント時代を思わせるスプリントを選手に課したり、独自の色を打ち出してきた。OBのスティーブン・ジェラードもクロップの情熱的な姿勢がチームに良い結果をもたらすと太鼓判を押しており、選手もクロップを愛していることがよく分かる。では、クロップは今後リヴァプールを高みへ導けるのか。英『Sky Sport』は4か月が経過したところで、様々なデータでクロップ政権を振り返っている。

まず見るべきは勝率だ。ここまでクロップはマンチェスター・シティ、チェルシーと強豪にも勝利を収めているが、同様に格下相手の取りこぼしも目立っている。勝率に表すと35%と低く、やはりリヴァプールには安定感が欠けている。これは前任のブレンダン・ロジャースよりもかなり悪くなっており、ロジャースは52%の勝率を残していた。この数字を見れば、クロップがロジャースよりも優れているとは言い難い。

しかし、もう1つ面白いデータも存在する。クロップ就任以降のリヴァプールは、プレミアリーグのどのチームよりも多くのチャンスを作っているのだ。リーグ戦で4位につけるマンチェスター・シティが208、2位トッテナムが220、そしてリヴァプールは236だ。クロップ就任以降のリヴァプールは明らかに攻撃的になっており、内容を見れば確実に進歩を遂げていると言える。

一方で守備面は多くの人が指摘するように問題を抱えており、失点に繋がるミスの数が25回とリーグ最多の数字を記録してしまっている。つまり今のリヴァプールはチャンスを作っても得点に結び付けられず、なおかつ自分たちのミスから失点を招いているチームということになる。これでは継続して勝ち星を積み重ねていくのは難しいように思えるが、逆に修正すべきポイントがはっきりしているとも言える。

それは最前線と最終ラインにワールドクラスの選手を揃えることだ。チャ ンスを豊富に作れている時点で中盤の補強は急務ではなく、チャンスを確実にゴールに結びつけるストライカーと、ミスの少ない優秀なディフェンスリーダーが必要だ。あとはフロントがしっかりと動けるかどうかにかかっており、今のところクロップのサッカーは正しい方向に進んでいると言えるだろう。

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