ジダン・マジック! 就任後わずか4試合でジダンが行ったことをスペイン紙が絶賛

大勝よりも大事なこと

ジネディーヌ・ジダンがレアル・マドリード指揮官に就任してから、まだ4試合しか経過していない。まだすべてを評価するには早すぎるかもしれないが、スペイン『MARCA』はジダンの手腕を絶賛している。

ジダンが評価されているのは、就任4試合で3度の大勝を実現したからではない。同メディアが評価しているのは選手を蘇らせたことだ。ラファエル・ベニテス政権下で混乱状態にあった選手は多く、なかなか出場機会が増えなかったハメス・ロドリゲス、ダニ・カルバハル、トニ・クロース、イスコ、ヘセ・ロドリゲスらは現状に不満を持っていたはずだ。ジダンは前指揮官との関係がよくなかったと言われている選手たちを上手く説得し、現状に不満を持っていた選手をチームに組み込むことに成功した。

ハメスも先日のエスパニョール戦でカリム・ベンゼマの得点をアシストし、自身も久々となるゴールを記録。クロースとモドリッチもカルロ・アンチェロッティ政権時と同じように重要な存在と捉えられており、ヘセも途中出場ながら出場機会を増やしている。
その他にもチームの看板であるクリスティアーノ・ロナウドも指揮官への信頼を口にしており、ベニテスの解任を嘆いていたガレス・ベイルも瞬く間にフィットした。わずか4試合で選手たちと信頼関係を築けたのは大きい。

同メディアはジダン・マジックと伝えており、ここまでの戦いを絶賛している。一方でまだジダンのチームが正念場を迎えたわけではないとも伝えており、これからチャンピオンズリーグなど難しいゲームでどれだけ戦えるかがポイントとなるだろう。その来たる大切なゲームの前に選手を1つにまとめたのは評価すべきポイントで、ジダンはベニテスの起こした混乱をわずか4試合で埋めてしまった。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.291 究極・三つ巴戦線

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ