隠れプジョル、静かなる王……セリエAで目立たないキープレイヤー6名を紹介!

ディバラやイグアインに注目が集まりがちだが……

ユヴェントスFWパウロ・ディバラやナポリFWゴンサロ・イグアインのように毎日ニュースになるスター選手がいる反面、なかなか注目してもらえない地味な選手もいる。彼らは目立たぬところでチームに貢献しているのだが、華のあるスター選手の前では霞んでしまう。伊『ガゼッタ・ワールド』はそんな選手にスポットを当て、縁の下の力持ちとしてチームを支えている功労者5名を紹介した。

1.アラン(ナポリ MF)

恐らく現在セリエAで最も魅力的な攻撃を展開しているナポリは、嫌でもイグアインやインシーニェらアタッカーに注目が集まってしまう。そんな中アランは中盤でボールを奪う役割に奔走し、中盤から前線に顔を出し続ける運動量でチームに貢献している。アランのボール奪取からチャンスが生まれることもあり、今のチームに欠かせない選手の1人だ。
2.ロレンツォ・トネッリ(エンポリ DF)

184cmとトネッリは決してサイズがある選手ではないが、果敢に相手FWを追い詰める姿は元バルセロナのカルレス・プジョルのようだと高い評価を受けている。また、彼の明るいキャラクターはロッカールームの空気をポジティブなものにしていて、それもチームが好調を維持している要因の1つだ。天才と言われるサポナーラに注目が集まっているが、エンポリ版プジョルにも注目すべきだ。

3.サミ・ケディラ(ユヴェントス MF)

マルキジオが王子様、ポグバがセリエAのスーパースターとすれば同じ中盤でプレイするケディラは何と表現すれば良いのだろうか。昨夏に抜けたアルトゥーロ・ビダルほど攻撃で存在感を発揮できているわけではないが、穴を完全に埋めたと言っても過言ではないはず。同メディアはケディラを静かなる王と評しており、まさにチームを支える選手と呼ぶにふさわしい。

4.コスタス・マノラス(ローマ DF)

センターバックの層が薄いと言われているローマをマノラスは1人で支えてきた。ここまでチームトップの1924分の出場時間を記録しており、 マノラスがいなければローマの順位はもっと下だったはずだ。彼の存在はルチアーノ・スパレッティの下でも大きなものになるはずで、結果を出せていないジェコら攻撃陣はマノラスに感謝すべきだ。

5.アントニオ・ミランテ(ボローニャ GK)

デストロ、ジャッケリーニと代表クラスの選手を擁するボローニャは、どうしても攻撃陣に注目が行きがちだ。そんな中、ミランテはこれまで数多くのビッグセーブで強豪崩しを実現してきた。相手にさんざんボールを支配されたミラン戦でもクリーンシートを達成し、ナポリにも黒星をつけた。チームの順位は11位と抜群の成績を残しているわけではないが、ミランテの働きがなければさらに順位は下がっていたかもしれない。
彼らはニュースで連日取り上げられるようなスターではないが、チームメイトは彼らの存在感の大きさに気付いているはずだ。攻撃陣からふと目を離したとき、必ずや彼ら黒子が堅実に仕事をこなしていることだろう。

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