22日に開催されたオリンピック最終予選U-23イラン戦で、決勝点を決めてヒーローとなったU-23日本代表MF豊川雄太が試合後、インタビューに応じた。日本サッカー協会公式サイトが伝えている。
ベンチからのスタートとなった豊川は同試合、0‐0の状況で88分からピッチに投入されると、延長戦に大仕事を果たす。96分、DF室屋成が右サイドを崩すと、ボックス内にポジションを取った豊川にピンポイントクロス。イランDFとの駆け引きに勝った豊川が頭でゴールに流し込み、待望の先制点を奪った。豊川はその後も攻守でアグレッシブなプレイを披露し、日本の準決勝進出に大きく貢献した。
試合後にインタビューに応じた同選手は、延長戦までもつれ込んだ試合について、「自分が出場したときは、相手が疲れている感じはありましたけれど、それ以上に日本の選手たちが本当に頑張っていたので、どうにかして力になりたい、と思っていました」とコメント。続けて、負けたら終わりのノックアウトステージで挙げた自身の得点を振り返っている。
「ノックアウトステージということで緊張はしましたし、いままでにはなかったようなプレッシャーも感じました。得点シーンは、室屋選手が精度の高いクロスを入れてくれました。僕自身も相手との駆け引きに勝って、いいところへ飛び込めました」
その待望の先制点を決めた豊川は、ゴールを決めてすぐに日本ベンチに駆け寄った理由について、「決めてやるぞという気持ちでピッチに入りましたし、やってやったぞっていう気持ちで、あとみんなに感謝というところでベンチに行きました」と話した。
代表チームに滑り込みで加わった豊川のゴールで準決勝進出を決めた日本は26日にイラクと対戦。勝てばリオオリンピック出場が決まる。