“疫病神ベイル”は健在!? レアルのベイル欠場時の戦績がスゴかった!

出ていない方が上手く戦えていたレアル

17日のスポルティング・ヒホン戦で負傷したレアル・マドリードFWガレス・ベイルは、この負傷で今季3度目の離脱となった。負傷のほとんどが筋肉系の故障で、今回も同じだ。しかし、過去2回の負傷とは状況が異なっている。なぜなら、ベイルが過去2回の負傷時とは比較にならないほど頼れる男になっているからだ。

現在ベイルはジネディーヌ・ジダン就任後のチームで全体の22.8%にあたる得点を決めており、チームに欠かせない選手となっているのだ。空中戦に強くなっているのも特徴で、セットプレイに頭で合わせるシーンも増えている。同メディアはベイルがいない状態でどうやって戦えばいいのかと不安を感じており、これまでの評価とは真逆となっている。

ただし、ベイル出場に関しては不安なデータもある。スペイン紙『アス』によると、ベイルはレアル加入後に欠場した試合が35試合ある。その間チームは30勝4分1敗と抜群の成績を残しており、どこか疫病神的存在となってしまっていた。今季もベイルが出場しなかった10試合でレアルは無敗を貫いており、成績は8勝2分と抜群だ。実際、ベイルが復帰した11月8日のセビージャ戦は2-3で落としており、続くバルセロナ戦も0-4で敗れてラファエル・ベニテス解任が加速することになった。さらに12月8日のチャンピオンズリーグ・マルメ戦ではベイルを欠いて8-0と圧勝したが、ベイルが戻った5日後のビジャレアル戦は0-1で落としている。セビージャやバルサなど難敵と当たっているので仕方ない部分もあるが、それだけでは片付けられない不安を感じる。特にベイルを昔から知るファンは、嫌な記憶を思い起こすかもしれない。
ベイルはかつてトッテナムで、出場したリーグ戦で24戦、期間にすると約2年にわたって未勝利という不名誉な記録を作ったことがある。この記録は2009年9月のバーンリー戦で終わりを告げ、それからは次第に勝利をもたらすプレイヤーへと変貌を遂げてきた。こんなジンクスはすっかり忘れ去られたはずだったが、ここにきて再び“疫病神”となってしまうのか。いない方が強かったなどと言われないよう、復帰後も嫌なジンクスを吹き飛ばすスーパープレイに期待したいものだ。

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