オスバルドの一件がトラウマとなっているポチェッティーノ「普通の選手のくせに……」

ケインの後釜確保を急がない理由がここに

ハリー・ケインの負担を軽減するバックアッパーが必要と言われ続けているトッテナムだが、指揮官のマウリシオ・ポチェッティーノには苦い記憶がある。ポチェッティーノはサウサンプトンを率いていた際にFWパブロ・ダニエル・オスバルドを獲得したが、暴れん坊のオスバルドは練習中にDFジョゼ・フォンテと乱闘騒ぎを起こした。この一件以降ポチェッティーノは補強に慎重な態度で臨むようになっており、ケインのバックアッパーを急いで獲得する考えは持っていないようだ。

英『デイリー ・メール』によると、ポチェッティーノは技術よりもプロ意識や規律を守れる人間性が大切と語っており、当時クラブレコードとなる1500万ポンドを支払ってオスバルドを獲得したことが間違いだったと認めた。

「指揮官を経験した者で1度も失敗したことがないという人は嘘をついていると思う。私の場合、オスバルドの獲得は失敗だった。フォンテとの争いは誰もが知ってるだろう。私は規律を持たせるため、彼をロッカールームから外す決断を下した。彼の行動は許されるものではなかったからね」
「ガレス・ベイルについて聞かれたが、彼なら選手たちも歓迎するだろう。ネイマールやメッシだって、ノーと言う理由はない。問題は、普通の選手のくせに良い人間性を持たない者を獲得することだよ。1500万ポンドや1800万ポンドも使うなら、規律と責任を持ったプロフェッショナルな人物じゃないといけない。2500万ポンド以上払うならクリスティアーノ・ロナウド、ベイル、ネイマール、メッシじゃないとね」

規律を重視するポチェッティーノにとって、ケインのバックアッパー獲得は大きな問題だ。控えでも不満を漏らさず、試合に出れば結果を残す選手を探す必要があり、焦って獲得すればオスバルドの二の舞となるかもしれない。かつて補強でミスがあったことをポチェッティーノは認めたが、彼はそこから学習する能力を持っている。

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