マンチーニ監督への差別的発言でサッリ監督に1、2試合の資格失効処分か

「あのような言動は差別で苦しむ人々を傷つけるもの」

コッパ・イタリアのインテル戦で相手監督のロベルト・マンチーニに対して侮辱的言動を放ったナポリのマウリシオ・サッリ監督に処分が下される見込みとなった。

57歳のサッリ監督は19日に行われたインテル戦の後半ロスタイムにマンチーニ監督とタッチライン際で口論となった。原因は、ロスタイムの時間が長過ぎることを審判に抗議しようとしたマンチーニ監督に対して「ゲイ」、「男色家」といった差別的発言を放ったことであるとマンチーニ監督が試合後に明かしている。

イタリアサッカー連盟が定める規則では、人種やセクシャリティ、民族的な出自などに関する差別的発言を行なった場合、最低でも4ヶ月の資格失効処分が下されると記されている。しかし、伊『ガゼッタ・デッロ・スポルト』はスポーツ裁判所が同規定を適用する可能性が低く、1、2試合の資格停止処分になる可能性が高いと報じた。判決は現地時間21日に発表される見込みだ。
マンチーニ監督はこの件についてサッリ監督側から謝罪を受けたと明かしたが、「あのような言動は私ではなく、侮辱的発言で毎日のように傷つけられている多くの人々を攻撃するもの」と厳しく非難し、事の重大さを強調している。

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