かねてから退任の噂があったホルヘ・サンパオリ監督が、チリサッカー連盟(ANFP)との契約解除で合意に至り、代表監督の座を離れることになった。公式サイトが伝えている。
公式サイトによるとANFPのアルトゥーロ・サラー会長は、新たな指揮官の探すことを最優先するとし「チリ代表が2018年のロシア・ワールドカップに出場するために、全力を尽くす」とコメントした。
スペイン紙『アス』はチリ代表監督の後任として、2007年から2011年まで同職を務めたマルセロ・ビエルサと、その弟子に当たり現在はセルタで指揮を執るエドゥアルド・ベリッソの名前が浮上しているという。ビエルサのサッカーを継承し発展させたサンパオリのスタイルを継続できる人物を探しているようだ。
そして、英『デイリー・メール』などはフース・ヒディンクが暫定監督を務めているチェルシーがサンパオリを狙っていると報じている。
サンパオリ監督は2015年、母国で開催されたコパ・アメリカでリオネル・メッシを擁するアルゼンチンを撃破して悲願の初タイトルを獲得。2015年FIFA年間最優秀監督賞の3人に絞られた最終候補に選出されていた。