「走るのが嫌いだったジダンなら、BBCを守備に走らせることができる」元同僚が語る

選手時代に神だったジダンの言うことは誰もが聞く?

レアル・マドリードの指揮官となったジネディーヌ・ジダンは、近年レアルを率いてきたジョゼ・モウリーニョやラファエル・ベニテスとは異なったタイプの指揮官だ。モウリーニョやベニテスは監督業界では結果を残してきたが、彼らは選手としては凡庸だった。その点ジダンは現役時代に数々の栄光を手にしており、自身がピッチ上で感じた経験を選手たちに伝えることができる。

スペイン紙『マルカ』によると、かつてレアルでジダンと共にプレイしたイバン・カンポ氏も現役時代の経験から選手を説き伏せることが可能と考えており、ベニテスよりも説得力のある指揮官だと語っている。

「ジダンは選手として神だった。私は彼があらゆる問題を解決させられると思うよ。レアルのようなビッグクラブで成功するには、ロッカールームで何が起こっているのかを分かっておく必要があるんだ。そこはジダンとベニテスの大きな違いだね。ロッカールームの空気をハッピーにすることは成功するために欠かせないことで、ジダンは初日からハッピーな空気を持ち込んだ」
「クリスティアーノ・ロナウドやガレス・ベイル、カリム・ベンゼマのような選手を守備に走らせるように説得するのも簡単だろう。だってジダンも走るのが嫌いで、ボールを持っていないときの動きを分かってなかったからね。ジダンが話せば、彼らは聞くはずだよ」

ジダンは現役時代の経験から選手たちの心境を理解することが可能で、特に自身と同じアタッカー陣が何を考えているのかを予想するのは簡単だろう。ベニテスやモウリーニョのように戦術論で選手を説き伏せるタイプの指揮官とは違って経験で選手を説得するジダン。果たして選手はどちらの方が受け入れやすいのだろうか。

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