イグアインでもオバメヤンでもない 今季最高の得点率を誇るストライカーは?

意外な男が得点率No.1

ナポリでゴールを量産するゴンサロ・イグアイン、同じくドルトムントのピエール=エメリク・オバメヤン、バイエルンのロベルト・レヴァンドフスキ、バルセロナのネイマールとルイス・スアレスは今季の欧州サッカーを象徴する選手たちだ。しかし、彼らは欧州最高の得点率を持ったストライカーではない。

スペイン『マルカ』によると、今季最も働いているストライカーはレアル・マドリードのカリム・ベンゼマだ。ベンゼマはチャンピオンズリーグでもリーガ・エスパニョーラでも得点ランク首位に立っているわけではなく、BBCの中でもあまり目立たない存在だ。現在彼はリーグ戦でクリスティアーノ・ロナウドと同じ14得点を挙げているが、その内容には大きな差がある。

驚くべきことに、ベンゼマはロナウドよりもプレイ時間が700分も短いのだ。それで得点数が同じとなれば、ベンゼマの凄さが分かるというものだ。それはデータにも表れていて、ベンゼマは現在73分に1ゴール決めるゴールマシーンとなっている。欧州でこの記録を上回っている選手はおらず、同じ得点数のロナウドは122分に1ゴールだ。データ的にもベンゼマは欧州で最もコンスタントにゴールを決めている選手と言える。
その他のストライカーと比較しても、ベンゼマに次ぐ得点率を誇るパリ・サンジェルマンFW ズラタン・イブラヒモビッチが81分に1ゴール、ブンデスリーガ得点王のオバメヤンが83分に1ゴール、セリエA得点王のイグアインは89分に1ゴール、リーガ・エスパニョーラ得点王のネイマールが96分に1ゴール、スアレスが102分に1ゴールとなっており、各リーグの得点ランク首位の選手でもベンゼマの得点率には敵わない結果となった。

しかもベンゼマはPKも蹴っていないため、その決定率は凄まじい。今季はマテュー・ヴァルブエナの脅迫事件を巡る問題で不要な注目を浴びたが、サッカーの面でも注目すべき存在だ。

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