才能はあっても走らない!? 英メディアはマンCのヤヤが走っていないことをデータで紹介

そろそろヤヤ依存症から脱却を

マンチェスター・シティにとって貴重な得点源となっているMFヤヤ・トゥレは、チームに欠かせない存在だ。しかし、それと同時に走らない、動きが鈍いといった批判もある。英『スカイ・スポーツ』は今季のヤヤのスタッツを紹介し、走らない選手かどうかを分析している。

まず1試合平均の走行距離だが、ヤヤは平均10.4km走っている。しかし、これは他の中盤の選手と比較すると少ない。ファビアン・デルフが11.7km、ヘスス・ナバスが11.6km、ケビン・デ・ブライネが11.4kmと1km近く差がある。攻守に走り回ることが求められるボランチとしては、ヤヤの走行距離は確かに物足りない。

さらに、1試合平均のスプリント回数で見ると差がよく分かる。ヤヤは平均26回のスプリントを行っているが、デルフは79回、ボランチでヤヤの相棒を務めるフェルナンジーニョが45回、フェルナンドが47回だ。やはりヤヤは走っていない選手ということになる。
指揮官のマヌエル・ペジェグリーニはヤヤのことを擁護しているが、走れなくなった選手がチームの中心であることは不安材料だ。今後はチャンピオンズリーグの決勝トーナメントも始まるため、こうした欠点は集中的に狙われてしまう。

それでもヤヤはマンCでキープレイヤーになれるほど才能豊かな選手ということでもある。走らずともチームを助ける得点を決めることもあり、ペジェグリーニも容易には外せない。しかし、マンCは走れなくなったヤヤに頼り切るやり方からどう脱却するのかを考える必要があるだろう。

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