本田とミランは奇妙な関係 伊メディアが本田はミランの穴じゃないと主張

ローマ戦でも同点弾をアシストした本田

ミランと日本代表MF本田圭佑の関係は非常に奇妙だ。本田には常に批判が絶えず、今冬も放出候補の1人と言われ続けてきた。しかし試合では12月20日のフロジノーネ戦でアシストを記録し、先日のローマ戦でもユライ・クツカの同点弾をアシストしている。0-1で敗れた1月6日のボローニャ戦でも本田を途中で下げる判断を下したシニシャ・ミハイロビッチに批判の声が挙がるなど、試合になれば本田は必要な選手となっている。

伊『Maidirecalcio』は本田がチームにとっての欠点とは思えないと伝えており、我々が思っている以上にしっかりと仕事をこなしていると評価している。本田はアジア人として初めてミランの10番を背負ったこともあり、商業的な意味合いで獲得されたとの見方もある。確かに10番として63試合で9得点しか決めていないのは少々物足りないところだが、攻守両面で見れば本田はチームのためにしっかりと働いているのではないだろうか。

今冬に右サイドを争うアレッシオ・チェルチの放出が濃厚となったことで、本田はひとまず冬の間はチームに残ることになりそうだ。今のところ本田はチェルチが出ていくから残るだけと捉えられているが、同メディアは本田がチームにとって欠かせない選手であることを強調している。本田はこれまで何度かミランにマイナスイメージを与える発言をしているが、それでも本田は放出されずに残ることになり、試合にも出場している。これは本田がチームにとって必要だからではないか。ケビン・プリンス・ボアテングの加入で本田の立場が再び揺らぐ可能性もあるが、本田とミランは今後も奇妙な間柄のまま仕事を続けていくことになるだろう。
本田は本当にミランにとって穴と言うべき選手なのか。少なくともチェルチとのポジション争いに勝ってからは、チームを助ける存在となっていると言えそうだ。

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