意外なクラブが補強上手? 伊紙が過去10年のセリエA冬の移籍市場ベスト補強を紹介

夏よりも難しい冬の市場

冬の移籍市場は後半戦に勢いを与えるためにも、即戦力候補の獲得が求められる。特に今季は上位陣が団子状態となっているため、スクデット獲得へ冬の市場は重要だ。ここで獲得した選手がチームをスクデットへと導く可能性もあり、レアル・マドリードMFイスコ、チェルシーMFオスカルといった面々がチームを変えることになるかもしれない。

そこで伊『ガゼッタ・デロ・スポルト』は過去10年の冬の市場を振り返り、チームを変えることになった選手を1人ずつ紹介。今季はどのクラブが最高の補強をするのだろうか。

2006年:ステファノ・マウリ(ラツィオ)
2007年:ロナウド(ミラン)

2008年:アレシャンドレ・パト(ミラン)

2009年:ジャンパオロ・パッツィーニ(サンプドリア)

2010年:ゴラン・パンデフ(インテル)

2011年:マルク・ファン・ボメル(ミラン)

2012年:アントニオ・カンドレーヴァ(ラツィオ)

2013年:マリオ・バロテッリ(ミラン)

2014年:ラジャ・ナインゴラン(ローマ)

2015年:モハメド・サラー(フィオレンティーナ)

こうして見ると、補強下手なイメージのあるミランが良い補強をしていることが分かる。後半戦で爆発したバロテッリ、中盤の底からチームを支えたファン・ボメルとなかなか的確な補強だ。どの選手も長期間にわたって活躍したわけではなく、即戦力を狙う冬の市場らしい補強と言えよう。残念なのは冬の市場でミラン入りが決まった日本代表MF本田圭佑が入っていないところで、どうも近年のミランは冬も夏も市場では空回りが続いている印象だ。

一方でラツィオのように主将を務めるまでに至ったマウリ、加入以降チームの中心選手として活躍するカンドレーヴァとチームの顔となる選手が冬に加入している例もある。今冬はビッグネームの獲得も噂されているが、どのクラブが冬のラッキーボーイを掴むのだろうか。

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