復活を印象づけたカッサーノ 「僕はまだ違いを生み出せる」

モンテッラ就任が転機に

5日のジェノバダービーで3得点に絡み、サンプドリアを勝利に導いたFWアントニオ・カッサーノは試合を振り返り、ライバル撃破を喜んだ。伊『football italia』がコメントを伝えている。

「僕たちは勝利に値したね。3点のリードを奪ったあと、やや気を抜いてしまってミスがあったけれど、最終的にはダービーの勝者にふさわしかった。今日みたいなプレイができたら試合は簡単になるね」

昨年11月に解任されたワルテル・ゼンガ監督のもとでは途中出場が主だったカッサーノだが、新たに就任したヴィンツェンツォ・モンテッラ監督のもとではすでに4試合の先発を果たしている。33歳の元イタリア代表ストライカーはゼンガ監督のもとでの扱いに不満を洩らすとともに、新監督を称賛した。
「モンテッラは熱狂を蘇らせたんだ。楽しもうという心を持っていて、それから僕を他の選手と同じところからスタートさせてくれた。僕がここに来た理由にゼンガは全く関わっていない。モンテッラの下ではプレイする資格を持つ選手が試合で使われるんだ。4日後にはユーヴェとのタフなゲームがある。僕たちは自分たちのサッカーを楽しまなくちゃいけないし、そうすれば結果を手に入れることになるだろうね。」

キャリアを通じて7つのクラブを渡り歩いたカッサーノだが、2度在籍したクラブはサンプドリアのみ。港町ジェノバの名門は心のクラブであるようだ。レアル・マドリードで戦力外となったカッサーノは、2007年夏にサンプドリアに移籍し、2010年までプレイしている。

「僕はサンプドリアを愛している。僕がここに戻ってきたのは家族のため、自分のため、クラブのため、そして何よりプレイするためなんだ。僕は33歳となったが、まだまだプレイしたいと思っている。コンディションさえ良ければ、まだ自分が違いを作ることができると確信しているよ」

サンプドリアは次節10日に昨季王者ユヴェントスと対戦する。

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