どちらがいい? ロマニョーリとルガーニ、まったく違う道を歩む2人

出場機会か貴重な経験か

イタリアの将来を担うと言われているミランDFアレッシオ・ロマニョーリとユヴェントスDFダニエレ・ルガーニの2人は、ここまで全く異なったキャリアを歩んでいる。伊『フットボールイタリア』はどちらにも不安材料があると伝えており、2人の異なる境遇について議論している。

ロマニョーリはミランで不動のレギュラーとなっており、シニシャ・ミハイロビッチが信頼する数少ない選手の1人だ。一方のルガーニはユヴェントスでほとんど出場機会を得ていない状態で、これが今後のキャリアに響くと不安視されている。しかし同メディアは、出場機会を得ているだけで安心と決めつけることはできないと伝えた。

確かにルガーニは出場機会を得ていないが、ジョルジョ・キエッリーニ、アンドレア・バルザッリ、レオナルド・ボヌッチとイタリア代表で長らくプレイしてきた守備の先輩と毎日練習することができ、経験豊富な先輩の下で学べている事実は大きい。それに対してロマニョーリのペアを務めるフィリップ・メクセス、クリスティアン・サパタ、アレックスらベテランDFはミスも多く、良いお手本とは言い難い。若いうちからミランのようなビッグクラブでDFリーダーを務めている経験は大きいが、ルガーニの方が貴重な時間を過ごせているとの見方もある。
ルガーニ本人もユヴェントスに移籍した時点で出場機会を確保するのが難しいのは分かっていたと語っており、苦しい立場に置かれることも想像していただろう。不甲斐ないDFラインを束ねるロマニョーリと、イタリア代表の背骨とも言える経験豊富な先輩と貴重な時間を過ごしているルガーニ、まったく違う道を歩む2人は期待通りイタリアの将来を背負うDFになれるだろうか。

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