プレミアリーグ第18節が26日に各地で行われ、チェルシーとワトフォードが対戦した。
今月就任したフース・ヒディンク監督の初陣となるこの一戦。チェルシーはアザールをベンチからスタートさせ、ウィリアン、オスカル、ペドロという2列目の並びとなった。
昇格組ながらここまで7位と健闘するワトフォードだが、先手をとったのはチェルシー。34分、ウィリアンのCKをケイヒルが頭で落とすと、ゴール前のジエゴ・コスタがこれに反応。DFを背にしながらも強烈な左足ボレーでネットを揺らした。
先制したチェルシーだが、リードは続かない。41分、CKからマティッチがPA内でハンドをとられてしまうと、主審はPKを指示。これをFWディーニーが落ち着いて流し込み、ワトフォードが追いついた。
ワトフォードは今季12ゴールを挙げるFWイグハロが56分に勝ち越しゴールを奪う。PA内でボールを持ったイグハロは左にスライドしつつ強烈なシュートを放つ。一度はDFに当たったものの、これがそのままネットを揺らした。
それでもチェルシーは65分にウィリアンのスルーパスに抜け出したコスタがこの日2点目をゲット。同点で勢いづくと、67分にはオスカルのクロスに再びコスタが合わせようとしたが、今度はシュートを打たせてもらえない。78分にはアザールがボックス内で倒されてPKを得るも、キッカーのオスカルは足を滑らせてしまい、シュートはバー上空へと飛んだ。
最終的にこのPKでのミスが響き、試合は2-2で終了。ヒディンク監督は初陣で勝利を得ることはできなかったものの、昨季チーム内得点王コスタの復調が感じられるなど、ポジティブな収穫が見られた。
次節チェルシーは28日にマンチェスター・ユナイテッドと対戦する。
[メンバー]
チェルシー:クルトワ、イヴァノビッチ、ケイヒル、テリー、アスピリクエタ、セスク(→ミケル 46)、マティッチ、オスカル、ペドロ(→アザール 75)、ウィリアン、コスタ
ワトフォード:ゴメス、ニョム、ブリトス、キャスカート、ホレバス、フラード(→アンヤ 73)、アブディ(→ベーラミ 69)、ワトソン、カプエ、ディーニー(→グエディウラ 90+3)、イグハロ
[スコア]
チェルシー 2-2 ワトフォード
[得点者]
チェルシー:コスタ(34、65)
ワトフォード:ディーニー(41)、イグハロ(56 PK)