「モウリーニョは私を怖がっていた」解任に追い込んだラニエリが語る

口撃を繰り返してきた背景には……

これまでジョゼ・モウリーニョとクラウディオ・ラニエリの間には何度か舌戦があった。犬猿の仲とも言われる2人だが、チェルシーで苦しんでいたモウリーニョに止めを刺したのもレスター・シティを率いるラニエリだった。それでもラニエリはモウリーニョに復讐したとは思っていないようで、モウリーニョが口撃を仕掛けてくるのは自身のことを怖がっていたからだと語っている。ラニエリのコメントを伊『フットボールイタリア』が伝えた。

「モウリーニョと私の真実を知りたいか? 私はモウリーニョの解任を残念に思っているよ。彼が私を口撃してきたのは、すべて私を恐れていたからだ。これは彼が敵を倒すために使うメソッドのようなものなんだよ。私がレスターにやってきたとき、最初にウェルカムメッセージをくれたのもモウリーニョだったんだ。先日の試合でも終了後に彼と抱き合った私は誠実だったさ」

「今我々は異常なポジションにいる。ビッグクラブが不甲斐ないプレイをしているおかげで首位に立っているが、これは長く続かない。私はチェルシーがすぐに上がってくると思うし、私の友人であるアーセン・ヴェンゲルにも感銘を受けているよ」
モウリーニョはこれまでも数名の指揮官と激しい舌戦を繰り広げてきたが、ラニエリ曰くあれは恐怖を跳ね除けるためにやっている行為のようだ。それで結果を残してきたのだから、知らず知らずモウリーニョのペースにはまっていたのかもしれない。結果的にモウリーニョは恐れていたラニエリに追い出される格好となってしまった。

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