欧州はスペイン勢が支配した! ここ10年の獲得タイトル数がスゴイ

セリエAやプレミアリーグは歯が立たず

2015年もバルセロナが相変わらずの強さを見せた欧州サッカー界では、やはりリーガ・エスパニョーラが最強なのか。思えば昨季のチャンピオンズリーグを制したのはバルセロナで、その1シーズン前もレアル・マドリードだ。さらにセビージャも2シーズン連続でヨーロッパリーグを制している。そしてバロンドールもバルセロナFWリオネル・メッシ、レアルFWクリスティアーノ・ロナウドの2人で分け合うパターンが長年続いており、リーガ・エスパニョーラの数クラブは恐ろしく強い。

ここ10年の成績を振り返ると、リーガ・エスパニョーラのクラブは国際大会で合計22個のタイトルを獲得している。先日バルセロナが圧倒的な強さで制したクラブワールドカップは4度、チャンピオンズリーグは5度、ヨーロッパリーグが6度、そしてチャンピオンズリーグ覇者とヨーロッパリーグ覇者が対戦するUEFAスーパーカップも7度リーガ・エスパニョーラ勢が優勝している。

これは他のリーグと比較しても大きな違いがあり、プレミアリーグのタイトル数は6、セリエAは5、ブンデスリーガは3だ。何より凄いのは、リーガ・エスパニョーラでは準強豪にあたるバレンシアやアトレティコ・マドリードらが欧州の舞台では強者の部類に入ることだ。バルセロナとレアルの2強は毎シーズンのようにチャンピオンズリーグの優勝候補に挙げられ、実際バルセロナはここ10年で4度も優勝している。しかしそれと同じくセビージャやアトレティコがヨーロッパリーグで安定した強さを誇っている。
UEFAスーパーカップでリーガ・エスパニョーラのクラブ同士が対戦するケースもここ10年で3度もあり、チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグの両方をスペイン勢が獲ることも珍しくない。彼らには一発勝負のトーナメントを戦い抜く強さがあり、それは他のリーグが持ち合わせていない能力だ。今季もチャンピオンズリーグ決勝トーナメントにバルセロナ、レアル、アトレティコの3チーム、同じくヨーロッパリーグにアスレティック・ビルバオ、ビジャレアル、セビージャ、バレンシアの4クラブを送り込んでおり、彼らが大会をリードする存在となっていくのだろう。現在の欧州サッカーはリーガ・エスパニョーラに支配されていると言えるのだろうか。

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