問題児メロが大暴れ! PK献上&”かかと落とし”で1発退場 インテルは6戦未勝利のラツィオに痛恨の敗戦

長友は出場せず

セリエA第17節が20日に各地で行われ、インテルとラツィオが対戦した。

2位フィオレンティーナと4ポイント差をつけて首位に立つインテルがホームに12位ラツィオを迎えての一戦。ラツィオはリーグ戦6試合で未勝利が続いており、再起を懸けて敵地に乗り込んだ。インテルは前節ウディネーゼ戦に続いてモントーヤ、テレスのサイドバックコンビとなり、長友佑都はベンチスタートとなった。

先手をとったのはラツィオ。開始4分、グラウンダーのCKにボックス付近で合わせたカンドレーヴァが右足を振りぬくと、密集地帯をすり抜ける鮮やかなシュートがネットを揺らし、先制ゴールを挙げた。勢いに乗るラツィオは43分にもインテルMFメロのパスをカットしたアンデルソンがドリブルからゴールに迫ったが、今度はゴールとはならず。
51分、インテルにチャンスが訪れる。PA内でDFラドゥの処理したボールをGKベリシャがキャッチしてしまい、バックパスの判定に。ゴールまで数メートルという位置でFKを得たインテルだが、テレスのキックは眼前の壁に弾かれてしまう。

こう着状態にしびれを切らしたロベルト・マンチーニ監督は58分にヨヴェティッチとビアビアニーを下げてブロゾビッチとリャイッチの2枚を投入。この交代策はインテルに活力を与え、すぐに結果となって現れる。60分、ペリシッチのパスでDFの裏をとったイカルディが冷静にネットを揺らし、同点に持ち込んだ。
流れを取り戻したインテルだったが、84分にラツィオの勝ち越しを許してしまう。PA内でメロがサビッチの上にのしかかるような形で倒してしまい、PKを献上。これをカンドレーヴァが決めてスコアは2-1となった。

この試合で前半から苛立ちが見られたメロだが、痛恨のミスはPK献上だけで終わらなかった。後半ロスタイム1分、ルーズボールを競った際に、足を大きく上げ、かかと落としのような危険なキックがMFビリアの肩に入り、1発レッドを提示される。ハードで献身的な守備が武器のブラジル人MFだが、これまで指摘されてきたラフな面、感情のコントロール面での未熟さを露呈した。

試合はこのまま終了。インテルは依然首位に立っているものの、今節勝利したフィオレンティーナとの勝点差は1ポイントに縮まった。ベンチ入りした長友には出場機会が訪れなかった。

[メンバー]

インテル:ハンダノビッチ、モントーヤ、ムリージョ、ミランダ、テレス(→パラシオ 89)、メデル、メロ(退場 90+1)、ペリシッチ、イカルディ、ヨヴェティッチ(→リャイッチ 58)、ビアビアニー(→ブロゾビッチ 58)
ラツィオ:ベリシャ、フート、ラドゥ、コンコ、マウリシオ、アンデルソン(→ディアオ 83)、パローロ、ビリア、サビッチ、カンドレーヴァ(→ガバロン 95)、マトリ(→ドロデビッチ 74)

[スコア]

インテル 1-2 ラツィオ

[得点者]

インテル:イカルディ(16)
ラツィオ:カンドレーヴァ(4、87)

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