レアルはイタリア勢が苦手? 過去30回の対戦で4勝しかしていない結果に

ローマにチャンスはあるか

チャンピオンズリーグ決勝ラウンド1回戦でレアル・マドリードを引き当ててしまったローマは、2年前の王者相手に苦しい試合展開となることが予想される。戦力的に見てもレアルが上回っているのは明らかで、2試合とも押し込まれることになるだろう。しかしスペイン紙『アス』はレアルが過去にイタリア勢を苦手としてきたことを紹介した。

同メディアによると、レアルはイタリア勢相手のアウェイゲームの成績がすこぶる悪い。これまでチャンピオンズリーグ、あるいは前身のチャンピオンズカップも含めて30回イタリア勢のアウェイに乗り込み、戦績はまさかの4勝8分18敗だ。白い巨人ともあろうものが大きく負け越しており、過去には何度もチャンピオンズリーグ決勝トーナメントでイタリア勢に苦杯をなめている。

当時のセリエAが驚異的な強さを誇っていたこともレアルが負け越している理由の1つだが、2002-03シーズンにはユヴェントスにアウェイで1-3と敗れ、2戦合計3-4で敗れている。さらに同年のグループステージではミランにもアウェイで敗れており、イタリアでの成績は悪い。さらに2004-05シーズンにはユヴェントスにアウェイで0-2、2007-08シーズンにはローマ相手にアウェイで1-2と敗れている。そして何より、昨季は準決勝でユヴェントスがレアルを叩いて決勝へ進出しており、やはりレアルはイタリア勢との対戦成績が悪い。
ただし、気になるのはレアルがイタリアの地で上げた4勝のうち3勝がローマ相手という点だ。これはローマにとって何とも嫌な歴史で、ローマとしてはレアルがイタリアでの戦いを苦手としていることだけにスポットを当てて考えたいところだ。ローマの指揮官ルディ・ガルシアは今季の不安定な戦いぶりを批判されているが、レアルを倒して評価を上げられるだろうか。

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