長期政権を築けないモウリーニョ キャラガー氏「どうすればいいのか分からないのだろう」

名将でもどうすることもできない

14日のレスター・シティ戦に1-2で敗れたチェルシーは、指揮官ジョゼ・モウリーニョがトップ4入りは事実上不可能と白旗を上げた。昨季まで堅守を誇っていた守備陣は中堅クラブのレスターの攻撃陣に振り回され、攻撃をリードするジェイミー・バーディとリヤド・マフレズの2人にゴールを許してしまった。

まさかのリーグ戦9敗目を喫した事態に解説のジェイミー・キャラガー氏は、チェルシーが長期政権への移行に失敗したと自身の見解を語っている。同氏のコメントを英『デイリー・メール』が伝えている。

「まさか優勝した次のシーズンにこんなことが起こるなんて非常に驚いているよ。 今のチェルシーは選手と指揮官の関係に溝が生じているのは明らかで、これを続けることはできない。指揮官がいなくなるか、選手を大幅に入れ替えてチームそのものを替える必要がある。すべてはオーナーのロマン・アブラモビッチ次第だ」
「恐らくチェルシーは、アーセナルやマンチェスター・ユナイテッドがやったことを目指していたのだろう。両クラブは1人の指揮官が10~15年指揮を執るモデルに成功した。しかしモウリーニョはそれをやったことがない。彼はこれまで3~4年で仕事を変えていたからね。彼は偉大な指揮官だが、恐らくどうすればいいのか分からないのだろう」

モウリーニョにとっても長期政権は初めての挑戦で、長くチェルシーを率いる考えも持っていただろう。しかし恐れていた通り3年目のジンクスは起こってしまい、トップ4も難しい最悪の事態を招いてしまった。同氏は冬の市場でメンバーをガラリと変えるか、モウリーニョの首を切るしかないと語っているが、アブラモビッチ氏はどちらの道を選択するのだろうか。

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