ブンデスリーガ第16節が11日から13日にかけて各地で行われた。
首位バイエルン・ミュンヘンは10位インゴルシュタットと対戦し、2-0で勝利を収めた。この結果、バイエルンは勝点を43に伸ばしている。
前節ボルシアMG戦でリーグ初黒星を喫したバイエルンだが、この試合でしっかりと流れを取り戻した。ホームにインゴルシュタットを迎えたこの試合、前半こそ昇格チームの堅守に苦しんだが、後半にとうとう待望のゴールを生み出す。64分にボアテングがスペースにボールを送り込むと、これを受けたレヴァンドフスキがGKエーズガンを抜き去り、冷静にシュートを流し込んだ。勢いをつけたバイエルンはその10分後、ミュラーのパスを受けたラームが追加点を挙げ、そのまま試合終了を迎えた。
2位ドルトムントは13位フランクフルトと対戦し、4-1で勝利を収めた。ドルトムントはこれでリーグ3連勝を飾り、首位バイエルンとの勝点差5をキープしている。一方のフランクフルトは4連敗となり、順位も15位に後退している。
大方の予想を覆し、先制したのはフランクフルト。5分、セッフェロビッチが敵陣で十分な溜めを作ったうえで中央のマイアーに渡すと、昨季得点王はゴール隅を突く豪快なシュートでネットを揺らした。ドルトムントは23分にムヒタリアンのゴールで同点にするが、この後はやや運に見放される。39分にオバメヤンが一度はネットを揺らしたもののオフサイド判定となり、42分にはロイスが香川真司との負傷交代を余儀なくされた。前半終了間際にPKを獲得したものの、今季3本のキックを沈めてきたオバメヤンは痛恨のキックミス。結局このまま1-1で試合は後半に突入した。
攻め込んでも点が取れない嫌な時間帯が続いたが、途中出場の香川が決勝弾を呼び込んだ。56分、敵陣左サイドでボールを持った香川は中央のギュンドアンに預け、PA内に侵入。このリターンパスを受けた日本代表MFは、右足アウトサイドで中に折り返し、これをオバメヤンがしっかりと沈めた。オバメヤンにとっては今季リーグ18点目、香川にとっては6アシスト目となる。この後勢いを取り戻したドルトムントはフンメルス、アドリアン・ラモスがゴールを奪い、そのまま勝利を収めた。前節ヴォルフスブルク戦に続いて途中出場となった香川だが、劇的決勝ゴールを決めたヴォルフスブルク戦に続いて指揮官の期待に見事応える活躍を見せている。フランクフルトMF長谷部誠は中盤センターで先発フル出場を果たした。