名古屋グランパス新監督、GMに小倉隆史が就任。初の監督業で兼任に挑戦へ

名古屋サポーターから絶大な人気を誇る小倉新監督

名古屋グランパスが24日、GM補佐を務めていた小倉隆史氏が、2016シーズンから名古屋グランパスGM兼監督に就任したことを発表。25日に小倉新監督が行った会見の様子を公式サイトが伝えている。

2015シーズンの名古屋は西野朗監督が指揮を執り、年間9位でシーズンを終えた。豪華なタレントを集めながらも、1stステージ、2ndステージともに優勝争いには加われなかったことを重く見たクラブは、10月4日に西野監督の今季限りでの退任を発表していた。そしてチームのレベルアップを図るため新たに監督のポストに就くのが、1992年から1999年まで名古屋に在籍し、いまなおファンから絶大な人気を誇る小倉隆史だ。

小倉新監督は初の監督業がGMとの兼任ということに対して難しさを理解しながらも、自信を覗かせた。
「今回のGM兼監督就任について、自分自身に経験がないことは重々承知ですし、現状のクラブを考えれば非常に難しい仕事であると理解しています。それでも今年16年ぶりにグランパスへと帰ってきて、自分を育ててもらったクラブという思いが強くなり、なんとかしたいと言う気持ちを持つようになりました」

「グランパスというクラブのポテンシャルを考えれば、優勝を目指さなければいけないクラブです。私は初年度ですが、選手は優勝を望んでいますし、ファン・サポーターとも優勝を目指し全力で闘います。常に上位争いをする状況で、グランパスというクラブの確固たるスタイルを築くことができればと思っています」
名古屋でデビューした“レフティー・モンスター”は、海外にも渡り、計6クラブに在籍。引退してもサッカー番組の解説などテレビでも活躍。そのなかで、2012年にはJFA公認S級コーチライセンスを取得するなど、次のステップに上がるための準備を着々と進めてきた。様々な景色を見てきた男は名古屋に復帰して、かつてのヴェンゲル監督のように「クラブのポテンシャル」を引き出すことができるのだろうか。

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