J1昇格を決めたジュビロの名波監督、J1での来季を語る

「我々はJリーグで“20位”のクラブ」

23日に行われたJ2リーグ最終節、ジュビロ磐田と大分トリニータが対戦した。試合は磐田の1点リードで進むが、89分に同点に追いつかれる。しかし、アディショナルタイムで磐田が決勝点を決め、2-1で勝利を収めた。この勝利により、磐田が3年ぶりのJ1復帰を決めている。

2014年9月にジュビロ磐田の監督に就任し、2シーズン目で見事昇格を果たした名波監督。しかし、昇格決定後の会見では、“ドタバタ”勝利となった試合展開について「1-0の状況でゲームを締め切れないということが、2年前にJ2に降格した大きな原因だと思っていますし、それをいまだに引きずっているようではまだまだ力不足だなと。やはり、改めて、今Jリーグの順位でいくと我々は“20位”なんだなと痛感したゲームだったと思います」とクラブが抱えている問題について言及した。

それでも、名波監督は「1年間、選手たちは本当によく努力してくれましたし、下を向かずに、チームがばらばらにならずに、そういった強い意志を持ってやってくれました」と、昇格を決めた選手たちを称賛している。
さらに名波監督は、来季の意気込みも語った。

「先ほど言ったように、Jリーグで“20位”のクラブなので、失うものはありません。とにかく“エレベーター・クラブ”にならないことが第一の目標です。それでいて、この選手はJ1で見て欲しいという選手がたくさんいるクラブだと思っています。J1へ殴り込んで、暴れ回ろうとなんて気はさらさらないですが、やはりJ1というハードルにしがみついて、1年、2年と言わず何十年もやっていけるクラブになりたいと思います」

J1に帰ってくる“名門”ジュビロ磐田。名波監督は来季の目標について控えめに語ったが、本心は違うだろう。2016シーズン、名波監督が率いるサックスブルーの軍団は、J1の舞台で再び暴れ回ることになるかもしれない。

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