「インザーギをよくからかって遊んでたよ」若かりし日を語るヴィエリ

セリエBのおかげで強くなれた?

ユヴェントスやインテル、ACミランなどでプレイしたクリスティアン・ヴィエリ氏は、イタリア代表の常連としても活躍し、彼の世代では間違いなく最も素晴らしいイタリア人ストライカーだった。そんな彼が、のちにチームメイトとして共に活躍することになるフィリッポ・インザーギ氏と過ごした若き日の逸話を話してくれた。

「セリエBにいた頃、くだらないケンカばかりしてたのをよく思い出すんだ。あのフィリッポ・インザーギがまだ練習生だった頃の話さ。僕らは当時からもう仲が良くて、重要な試合の前になるとよく彼を呼び出してこう言ったもんさ、『おいピッポ(インザーギの愛称)、あいつらは明日おまえを壊しにくるぞ。狂人がおまえを徹底マークするぜ』ってね。彼は我慢の限界だと言ってきたよ」

親友であるインザーギとの微笑ましい思い出を伊『ガゼッタ・デロ・スポルト』に話したヴィエリ氏。さらに同氏は、自分がサッカーを始めたばかりの頃には左サイドバックを務めていたとも明かした。
「僕がまだ14歳のときに、当時の監督に頼まれて左サイドバックでプレイしていたんだ。でもFWのやつらよりたくさんの点を決めていたけどね。僕は監督にこう言ったよ。『別にDFとしてプレイするのも嫌いなわけじゃないけど、FWならもっと活躍できるよ』ってね。その日以来、僕のストライカーとしての人生が始まった」

屈強なフィジカルを生かし、多くの印象的なゴールを決めてきたヴィエリだが、若かりし頃に務めていた左サイドバックの時代からゴールを量産していたようだ。類い稀なる得点への嗅覚はその時から既に存在していたのだろう。

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