アンリ、ゾラ…… プレミアリーグ歴代No.1テクニシャンは誰だ!?

魅せるプレイで沸かせたテクニシャンTOP10

魅せるプレイで沸かせたテクニシャンTOP10

1位に輝いたベルカンプ。現在はアヤックスのコーチを務める  photo/Getty Images


サッカーとは得点を奪い合うスポーツだが、得点数だけで選手の優劣を判断することはできない。昨今は何かと得点数が話題に挙がるが、見る者を心地よくさせる美しさもサッカーの魅力だ。英紙『デイリー・メール』はプレミアリーグで最も美しかったプレイヤーTOP10と題し、歴代No.1のテクニシャンを紹介している。

10位:ポール・スコールズ(マンチェスター・ユナイテッド)

美しさとは派手なものを連想しがちだが、スコールズのパスは正確無比なところに美しさがある。さらにスコールズは時折周囲が唖然とするようなボレーシュートをエリア外から決めてきた。同メディアが最も美しいプレイに挙げたのは2000年のブラッドフォード戦だ。コーナーキックからのボールをダイレクトでゴール右隅に突き刺し、観客を痺れさせた。

9位:ルイス・スアレス(リヴァプール)

抜群の得点感覚を持つスアレスは、現在世界No.1ストライカーと呼べるだろう。リヴァプールで数々のゴールを決めたが、印象に残っているのはノリッジ・シティ戦でのロングシュートだ。ハーフウェーラインを少し過ぎたあたりでボールを受けたスアレスは、バウンドしたボールにハーフボレーで合わせ、GKの頭上を射抜くスーパーシュートを決めてみせた。得点パターンを選ばない生粋のゴールハンターだ。

8位:ライアン・ギグス(マンチェスター・ユナイテッド)

10位のスコールズと共にマンUの黄金期を支えたギグスは、ウインガーのお手本とも呼べる存在だった。同メディアが挙げたベストプレイは2009年のウェストハム戦で見せた右足でのシュートだ。左サイドでボールを受けたギグスはキックフェイントから2人をかわしてPA内に侵入し、利き足とは逆の右足でコースを突いたシュートを決めた。相手選手はギグスのキック精度を知っているからこそシンプルなキックフェイントに2度も引っかかったのだろう。

7位:クリスティアーノ・ロナウド(マンチェスター・ユナイテッド)

今でこそゴールマシーンとなったロナウドも、マンUでデビューしたときは足技に夢中な若手選手だった。その伝説が始まったのは彼のデビュー戦となった2003年のボルトン戦だ。途中出場でピッチに入ったロナウドはシザースを絡めたドリブルで相手を翻弄。クリスティアーノ・タイムと言わしめたデビュー戦だった。

6位:ティエリ・アンリ(アーセナル)

アンリはゴールゲッターであると同時に、何をしでかすか分からないプレイヤーでもあった。相手DFにとってはいつシュートを打つか分からない恐ろしさがあり、同メディアはその象徴ともいえる2000年のマンチェスター・ユナイテッド戦でのゴールを印象的なプレイに挙げた。バイタルエリアで相手を背負った状態でボールを受けたアンリは、味方からのパスをつま先で浮かし、振り向きざまにボレーシュートを決めてみせた。DFに対応する術など存在しなかったはずだ。

5位:ディミタール・ベルバトフ(トッテナム)

ベルバトフは決してスピードがあるFWではなかったが、トラップでミスをした場面はほとんど見たことがないテクニシャンだった。マンチェスター・ユナイテッドでもプレイした同選手だが、同メディアは印象的なプレイとしてトッテナム時代に決めた2007年のチャールトン戦でのゴールを挙げた。相手を背負った状態でパスを受けたベルバトフは、トラップすると見せかけてフリックで相手選手をかわし、ゴールまで独走してみせた。まさに美しいという言葉がぴったりのゴールだ。

4位:エリック・カントナ(マンチェスター・ ユナイテッド)

ファンに蹴りをかますなど荒々しい一面も持っていたカントナだが、ボールタッチは実にソフトだ。トリッキーなドリブルも魅力で、マンU栄光の7番にふさわしい選手だった。中でも1996年のサンダーランド戦で見せたハーフウェーラインからドリブルで持ち込んでのループシュートは圧巻だった。

3位:ジャンフランコ・ゾラ(チェルシー)

魔術師の異名を取ったゾラは、見る者を楽しませるトリッキーなプレイを数多く見せてくれた。正確無比なフリーキックはもちろん、2002年のノリッジ・シティ戦で見せたコーナーキックにバックヒールような形で合わせたゴールは見る者を魅了する魔術師らしいゴールだった。

2位:マット ・ル・ティシエ(サウサンプトン)

ル・ティシエは平凡なゴールよりもスーパーゴールの方が多い選手だったかもしれない。創造性が豊かで、リーチも長くてスピードもある。豪快なミドルシュートからソフトなループシュートまで幅広い得点パターンを持っていた。中でも1993年のニューカッスル戦で見せたリフティングで相手DF2人をあざ笑うようにかわしながら決めたゴールは、トラップからシュートまでの流れが美しすぎた。

1位:デニス・ベルカンプ(アーセナル)

プレミアリーグのみならず世界で最も優しいタッチを持った選手だった。トラップは足に吸い付くような優しさで、爆発的なスピードが無くてもFWで通用することを改めて認識させてくれた 。特に2002年のニューカッスル戦で見せた芸術的トラップを覚えている人も多いだろう。トラップに回転をかけて相手DFの裏に通し、自身も一回転しながらかわして決めたゴールは後世に語り継がれる伝説のゴールだった。

こう見ると、スピードを補うテクニックを持つ選手が上位を占めている。彼らのプレイにはファンタジーがあり、見ている者をワクワクさせるプレイが多かった。現代では少なくなってしまったが、当時のプレミアリーグには美技を連発するテクニシャンが数多くいたのだ。次は何をしてくれるんだ?というワクワクとドキドキが理由でサッカーを好きになった人も多いだろう。

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