オレがいれば無敗! ユーヴェを支える隠れたキーマンとは?

これぞ縁の下の力持ちか

今季は序盤からなかなか調子が上向かないユヴェントスだが、チームと同じように良いスタートを切れなかったのがMFサミ・ケディラだ。今夏ユーヴェに加入したケディラは、開幕前の8月1日のマルセイユ戦で右足のハムストリングを負傷。バイエルンへ移籍したアルトゥーロ・ビダルの後釜として期待されていたが、開幕に間に合わない事態となった。

そこからユーヴェは開幕2連敗の低調なスタートを切り、リーグ戦で完全に出遅れてしまった。イギリスのスポーツデータ会社『Opta』によると、この不調にケディラの不在が関係している。実はケディラがここまで出場した7試合で、ユーヴェは1敗も喫していないのだ。

負傷から復帰した9月30日のチャンピオンズリーグ・セビージャ戦(2-0)、10月4日のボローニャ戦(3-1)、18日のインテル戦(0-0)、21日のチャンピオンズリーグ・ボルシアMG戦(0-0)、25日のアタランタ戦(2-0)、31日のトリノ戦(2-1)、11月8日のエンポリ戦(3-1)と復帰から無敗が続く。
ケディラはボローニャ戦でセリエA初ゴールを決めたものの、7試合で得点はわずかに1だ。ケディラの存在が劇的にチームを変えたわけではない。しかし持ち前のハードワークでチームに貢献しており、ケディラが出場した7試合では失点を3に抑えている。チームのために走るケディラの存在が良い流れを作り出しているのは間違いないだろう。

そのユーヴェはここからリーグ戦でミラン、UCLでマンチェスター・シティと難敵との対戦が待っている。その次もパレルモ戦を挟んでラツィオ、セビージャ、フィオレンティーナと茨の道だ。今季序盤戦の内容を考えるとユーヴェが1敗も喫することなく乗り切るのは難しいようにも思えるが、復帰後無敗が続くケディラの効果がここでも続くのか注目する価値はあるだろう。

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