勝てばCS進出のFC東京、味スタに“キング・オブ・トーキョー”が駆けつける

11年間FC東京でプレイしたアマラオ

現在、年間順位で3位につけ、最終節に勝利すればチャンピオンシップ進出が決まるFC東京。その最終節、チームを後押しするため、味の素スタジアムに頼もしい男がやってくる。FC東京は22日に開催されるJリーグ最終節サガン鳥栖戦に、クラブのレジェンドであるアマラオ氏が来場することを発表した。

アマラオは1992年、当時フットボールリーグ(旧JFL)に所属していた東京ガスに1年間の期限付きで加入。海外でのプレイに惹かれての移籍だったが、当時日本は環境設備が整っておらず、ホームシックにかかってしまうなど、苦しい海外移籍となった。それでも1年間日本でプレイを続け、アマラオはブラジルに帰ったが、所属元のチームが資金不足になりFC東京にレンタル期間延長を要請。アマラオは1993年に再び来日することになる。しかし日本に慣れると、1994年にはJFLで20得点以上を挙げ、1995年には完全移籍を決めた。

クラブはアマラオの活躍もあり、1998年にJFLで優勝すると、翌年にJ2で2位になりJ1昇格。1993年、華々しく開幕したJリーグの裏で、JFLを戦っていた男が遂にJ1のピッチに立つことになった。
そして現在。FC東京は強豪クラブとしてカップ戦で2度チャンピオンになり、2011年には天皇杯も制覇した。しかしまだ、J1リーグ優勝というタイトルは獲れていない。2015シーズン最終節、チャンピオンシップ出場権を得るために、クラブの礎を築いてきた“キング・オブ・トーキョー”が見守る中、サガン鳥栖と対戦する。

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