「尿検査では不十分!」血液採取によるドーピング検査を勧めるヴェンゲル

尿検査の甘さを指摘

アーセナルを率いるフランス人指揮官アーセン・ヴェンゲルがまたしても血液検査の必要性を強く訴えた。

先日、仏『レキップ』へのインタビューに対し、「薬物使用が疑われるチームと何度も対戦してきた」とコメントし、薬物問題に揺れるスポーツ界に警鐘を鳴らしたヴェンゲル。その発言の後にイングランド・サッカー協会から詳細を説明するよう要請があったほど、サッカー界は薬物問題に過敏になっている。

欧州メディア『beINSPORTS』がヴェンゲルへのインタビューを掲載した。
「検査のレベルに満足しているか? いや、ノーだね。検査の基準にはまったく満足していないよ。より確実な手段を用いるなら、血液検査が施されるべきだ。尿検査は表面的なものに過ぎず、サッカー界にドーピング問題が存在しないと断言するにはあまりにも不十分だ。もちろん私はそのような問題が存在しないと思っているし、そう願いたい。だが一方で、740人もの選手が参加するW杯において薬物使用が皆無というのは少し驚きだね。それが真実であることを願うが、そう確信するにはより細かな検査が必要だ」

簡易的な尿検査ではなく、血液検査を強く勧めるヴェンゲルは、現在の生ぬるい検査のせいでサッカー界にドーピング問題がまったく存在しないとは断言できないと語った。

ロシアでも陸上競技において薬物スキャンダルが発覚するなど、現在スポーツ界ではドーピング問題に関して非常に神経質になっている。ヴェンゲルの指摘する通り、サッカー界にも血液検査が導入され、薬物の疑惑を一掃することができればいいのだが。

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