「我々は結果を求められる奴隷」コンテが代表監督について語る

プランデッリの件を思い出す

イタリア代表を率いるアントニオ・コンテは、EURO2016終了と同時に監督の座を降りるのではないかと噂されている。イタリア代表で残している成績は決して悪いものではないが、コンテ自身がクラブでの戦いを求めているとも言われている。伊『フットボールイタリア』によると、コンテも去就については明言を避けており、結果しか求められていないと語っている。

「自分の役割には満足しているよ。ここでの仕事を楽しめているしね。私はこれほど短い期間で選手たちが良い反応をしてくれるとは期待していなかった。それには非常に満足している。ただし、ここでは結果だけが求められる。私は1年半前の出来事について考えている。チェーザレ・プランデッリが新たな契約にサインしたのに、2か月後には辞めさせられたんだ。つまりはそういうことだ。我々は結果を求められる奴隷で、我々の仕事は結果だけで評価されるんだよ」

コンテの前任であるプランデッリは、2010ワールドカップで混乱したイタリア代表を見事に立て直した。EURO2012予選は無敗通過、本大会でも準優勝と抜群の成績だった。2014ワールドカップ予選も無敗で通過し、代表は非常に安定していた。ところがワールドカップ本番でグループステージ敗退を喫したことが原因で代表監督を退いている。
プランデッリの仕事は評価されて然るべきものだが、イタリア代表のような強豪には結果以外は求められていない。プランデッリの後を継いだコンテにとって、EURO2016が初のビッグイベントで、本大会では内容よりも結果が求められるだろう。来季からチェルシーの指揮官になるといった噂まで出ているが、コンテは大会終了後にどのような判断を下されるのだろうか。

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