ファン・ハールの哲学について語るシャビ「初めは間抜けかと思ったけど……」

独自の哲学に理解を示す

マンチェスター・ユナイテッドを率いるファン・ハールは、バルサを指揮していた際にシャビ・エルナンデスをブレイクさせた。その強烈なキャラクターは何かと批判を集めるが、シャビは同監督の哲学に理解を示している。

アメリカ『ESPN』のインタビューに答えたシャビは、ファン・ハールが優秀な監督と認め、彼の下で不遇の時を過ごす元チームメイトのビクトール・バルデスについて語った。

「ファン・ハールはとても良い人で、良い監督だ。彼の下で練習を始めた直後は、この人は間抜けなのかと思ったけど、1週間後には彼が正しいんだと思えたね。彼は正直者で、完璧主義者なんだよ。彼は強烈な個性を持っているけど、プレミアリーグでの彼は落ち着いているよ。プレッシャーが少なくなったからかな。バイエルンやバルサにいた時より落ち着いて見えるよ」
「ファン・ハールとバルデスは共に強烈な個性を持っている。今の状況はバルデスにとって難しいものだね。僕は悲しいよ。彼は偉大なプロフェッショナルで、良い人だ。バルデスが一生懸命トレーニングに取り組めば、表舞台に戻ってこれるだろう」

ファン・ハールとバルデスの関係は破綻しており、バルデスは練習場に足を踏み入れるだけでも苦労させられている。ファン・ハールの徹底的なやり方は内外から批判の声があるものの、シャビはファン・ハールのやり方にも多少の理解を示している。シャビはファン・ハールの哲学を受け入れて育った選手で、その独特な哲学にピタリと合う人材は将来的にビッグな選手になれるということなのだろうか。やり方が強硬すぎる時もあるが、間違いなくファン・ハールは名将の1人だ。

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